今日は6月9日(金)、そして毎朝の日課は21MHzでのFT8のワッチから始まる。いつものようにCQ NA(北米)を出したり、珍しい局を探してコールしたりをするだけ。こういうのをワンパターンという。こんなのばかりではあんまり楽しくない。
とりあえず目標だったWASは48州までになった。目標というのはそれがあると、マイペースでもずっと続けていくことでいつかは達成できるのだ。
この地図のように、あとはワイオミング州とデラウェア州を残すのみとなったが、なかなか繋がらない。つくづくアメリカはデカい国だなあと実感する。
無線に限らず、とにかく目標というのは、それを持つことでが人生は楽しくなるものだ。
そこで今日は「One Day AJD」に挑戦することにした。これは1日で日本国内の1から0エリアまでの10エリアと交信することだ。
といっても姫路クラブが発行する「One Day AJD アワード」を受けるためのものではなく、あくまでもぼく自身が個人的に楽しむだけのものだけどね。
基本はぼくがFT8で「CQ JA」とCQを出して、それに対してコールしてもらうことで達成しようと思った。国内局がCQを出しているのをコールするということではない。
「CQ JA」にするとJTAlertではJAのバッジがつくのでわかりやすい。21MのDX帯では国内同士をコールする局は少ない。なのであえて「CQ JA」にしてみたのだ。
ただし、JTAlertを使っていない局も多いので、それだとすぐには「CQ JA」がわからない。だから海外から呼ばれることもあるがこれには応答している。
あるドイツの局からは「後でJAをコールしていることを知りました。ごめんなさい」とメッセージが届いたが、「いえいえ大丈夫ですよ。ありがとう!」と返した。
結局夕方までに5エリア(四国4県)を除いて、全国の9エリア交信することができた。あと5エリアだけを求めて14MHzに移動しコールしてなんとか達成した。
たわいのないマイイベントだったのに、なかなか面白い試みだったなあ。
さて、「One Day AJD」をやっていて気になることがあった。ぼくはコールされると必ず相手の局のことを知りたいので、QRZ.comで相手のことを調べる。
するとこんなふうに、登録されていないという局が意外に多いんだよね。
登録されていたとしても、住所だけしか登録してない局も多い。それで今日交信した30局の内訳を調べてみることにした。
すると、この表のようにちゃんと登録している局は26.7%しかなかった。△は住所だけ、✕は掲載なしというのが実態だ。これは本当にもったいないなと思う。
QRZ.comは無料で登録できるし、自分の無線局のことを掲載できるWebサイトの役割でもあるんだから、ぜひ登録したらいいと思うんだよね。
それに対して欧米の無線局は工夫を凝らして、いろんな情報を掲載していることが多いので、これを見ているだけで楽しい。
例えば「AA4M」ウィリアムさんは「QSLカードはLotWのみです」と書いてあるので、ぼくからはQSLカードは送らない。そして自分の経歴などが詳しく書かれている。それとQSLカードがムムムだけど。。。
「EA9ACD」マリオさんは、スペインのセウタという所からで、地図をみるとそれがどこにあるかがわかる。特に珍しい地名の場合はそれを知るとてもいい機会になるんだね。
そしてこれは「いとしのエレン ♪」で書いたんだけど、2019年2月27日にCWで交信した今は亡き「W1YL」エレンさん。このときの喜びとアタフタしたことは今も忘れない。
ちなみにアマチュア無線ではYLというのは、アマチュア無線用語で Young Lady(若い女性)の意味で、年齢に関わらず女性全般に使われる。
また「K7CAR」ケントさんのように、キャンピングカーで移動しながらPOTAを楽しんでいる人もいる。いろんなライフスタイルを知ることは面白い。
こんなふうにしてただ単に交信をしておしまいというだけではなく、QRZ.comを通じてお互いのことを知り合うということも交流の一つなんだと思う。
まだ登録していないという局長さんにはぜひ登録をおすすめしたい。
ちなみに私メのQRZ.comはこちらです。もちっと工夫して面白いページにしたいなと思っちょります。