3週間もの間ピアノの練習を完全に休んでしまった。これまで毎日時間がないときでも欠かさずせめて 5分、10分は練習していたのにだ。
B型人間の悪いところの一つに「一つのことの夢中になると、他のことに気持ちが向かなくなってしまう」ということがある。
このところ、アマチュア無線のコンテストに参加したり、次のコンテストのためのソフトを整備したり、新しいソフトを試したり、WACアワードのためにFT8をワッチし続けたり(今は50州のうち44州達成)。
さらには新しいCWパドルを製作したり手に入れたり、そしてFT8用のソフトJTDXのトラブルで3〜4日間以上は全く他のことができなかったりで、完全にアマチュア無線にどっぷり浸かっていた。
それが悪いことかというと、そんなことはないと思っているんだけど、それでも高々一日5分、10分くらいはピアノの練習ができるのになんでだ思うのだ。
そしてその結果どうなったのかというと、あることがわかった。
まず、この「フォレスト・ガンプ」は練習を始めてから1年2ヶ月以上たっている。3週間の練習を休んで弾いてみると、意外にもちゃんと弾けた。少しミスはあるけど勝手に指が動いてくれる感じだった。だからちょっとホッとしていた。
(イントロ部分の約25秒で止まるようにしてある)次に「春よ、来い」のイントロ部分は練習を始めて7ヶ月ほどたつ。最初は少し戸惑ったけど、数回の練習で弾けるようになった。
そして今年の始めころにイントロだけでなく、全体の練習を始めた。そして2ヶ月ちょっとで、右手が主旋律だけだけど通して弾けるようになった。その後右手の和音の部分を加えて弾く練習を始めたところだった。
そしてこれを3週間休んだあとに弾くとどうなるのか?
まったく手が動かない。弾けない (-_-)
楽譜をみながら、指を置いて弾いてみるも頭の中が真っ白。。。
たった3週間前は弾けたのになんでだ?
これが練習を休むということなのかとわかった。
ある人が言った。毎日練習を積み重ねるということは、コップに水を貯めることと似ていると。そして練習を休むということは、このコップの水が少しずつ漏れていくということだという。
そして練習によって最初はおチョコだったのが、コップになりバケツになり、やがて風呂桶のように大きくなっていく。それが大きくなれば少しくらい漏れても大したことにはならないのだ。
別のいいかたでいうと、コツコツとためる「貯金」のようなものかもしれないね。練習が少ないということは、貯金が少ないということなので、休んでしまうとすぐに貯金がゼロになってしまうってこと。
結果として長く練習をしてきた「フォレスト・ガンプ」は3週間のブランクでもちゃんと弾くことができたし、まだ2ヶ月ほどの「春よ、来い」は3週間のブランクがあると、まったく弾けなくなってしまい、元に戻すことが大変になるということだ。
まあ、当たり前といえばそれだけのことなんだけど、日頃の積み重ねがどれだけ大切なことか、それを今日は自分が身を持って体験することができた。それはそれで良かったなと。さあ、午後の練習を始めよう!