アマチュア無線 VN-4002製作記

CWのQRP運用を楽しむ

アマチュア無線も毎日ワッチはするけど、FT8は新しいエンティティが増えそうもない。というのは、今まで交信したことがある国とか地域は交信しないからだ。

それにDXのCWも、まったくと言っていいくらい聞こえてこない。ぼくは交信数を稼ぐタイプの運用はしないので、もうずっと交信数は増えないままだ。こういうアマチュア無線が、ちょっとつまらなくなってきた。あれほどアマチュア無線に夢中になっていた時があったのに、もう限界なのかなあ。

そこで今日は7MHzに下りてきて、QRPでCWをやることにした。QRPというのは送信出力が5W以下で運用することを言う。ぼくはいつもはFTDX3000を使って、100Wの出力で運用している。国内ならパイルアップがあっても、だいたい交信できる。ところがQRPの場合、信号が弱いので、パイルアップになると、なかなか取ってくれなくなる。

まずは、自作したVN-4002でワッチする。電源はリチウム電池を3本で約11V。送信出力は2W程度だ。さあ、運用開始!

今日はコンディションが良いらしい。たくさんのCQが聞こえてくるぞ。東北の移動局がCQを出しているのでさっそくコールする。やっぱり難しいか、なかなか取ってくれない。周波数を変えると、埼玉県移動のJQ1VXS/1がCWを出している。すでに多くの局からコールされているけど、何回目のコールでJA2WIGとコールバックされた。楽しいな。

その後、茨城県移動、高知県移動の局と交信できた。たった2Wでも充分やれるもんだなあと思う。これがCWならではの魅力だと思う。やっぱりCWは楽しいなあ。

そして、次にKX2に変えて運用開始。KX2は10Wの出力が可能だけど、5Wに落としてして運用しよう。さっそくさいたま市移動の局に続いて、記念局8J130IV(稲城村制施行130周年記念)と交信できた。記念局になると、多くの局が群がってパイルアップになるけど、なんとか交信できた。

このあと、用事ができたのでこれでQRT。わずか30分ほどの運用だったけど5局と交信できた。やっぱりCWっていいなと思う。

FT8などのデジタル通信は、全てパソコンのソフトで運用する。WSJT-Xというソフトで、画面に表示されるリストのコールサインをクリックするだけ。あとは全てソフトがやってくれる「全自動マシーン」だ。たしかに楽だし、世界中と簡単に交信することができる。でも、正直言うとだんだん飽きてくる。

ふとこれは「あれ」に似てるなと思った。最近はまったくやらないけど、パチンコみたいだ。昔は1個1個、指で玉を弾いて狙った所に飛ばす。台を読むテクニックもあるけれど、やっぱり自分の腕にかかっていた。だからこそ楽しかった。でも最近のパチンコは全自動だ。(どういうふうなのか興味はないけど)

FT8が今のパチンコなら、CWは昔のパチンコだ。お互いにモールス符号だけでやり取りする。CWのスピードが凄く速い局もあって、それが解読できなければ交信できない。弱い信号でも聞き取れる能力があれば交信できる。中にはものすごく癖のある縦ぶりの電鍵の局もあって、さっぱりわからないこともある。

結局は人間がやっているからこその「体温」を感じるんだなあ。これがCWの魅力なんだと思う。だからこんなに技術が進んだ世の中でも、アマチュア無線にだけCW通信が残っているんだね。

さらに今日はたった2Wでも交信することができた。これがQRPならではの魅力なんだと思う。こうなると、出力をもっと落として、1Wとか0.5Wでどこまでできるのか、試してみたくなる。よし今度やってみよう。

要するにどんな世界でもそうだけど、お金さえ出せば、簡単に手に入れられることはいっぱいある。CW運用だって、100W出力、いやもっと出力を上げて、高性能なアンテナを使えば、簡単に多くの局と交信できるようになるだろう。

でも、あえてその逆、出力を抑えてどこまでできるのか。ということに挑戦したっていいじゃないかと思う。これからはQRPでしかCW運用をしないことにしよう。今日は新しいことを始めるきっかけができた。やっぱりアマチュア無線は楽しいぞっと。

 

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