欲しかった「Z fc」 をようやく手に入れるぞ!
先週は「怒涛の一週間」だった。その疲れもようやく癒えたので、我が家の近くにある「カメラのキタムラ」まで予約していた「Z fc」を取りに行ってきた。
お店に入ると対応してくれたのは、若い女性の店員さんだった。ぼくの名前とZ fcを取りに来たことを伝えると、すぐにキャビネットからその商品を見つけてくれた。
さっそく商品のパッケージを開け、セット内容の確認と商品のキズなど不具合がないかを確認しあった。そして「SDメモリーカード セットキャンペーン」とあるのを見た店員さんが、もう一度中を確認しそれを見つけた。
入っていたのはサンディスクの64GBのSDメモリーカードで、170MB/sでスピードクラスはぼくの使い方ならこれで充分かもしれない。
64GBなら画質モードをRAW+JPEG(FINE)、画像サイズをL(5568✕3712 pix)にして、おおよそ1,600枚くらい撮れる計算だ。
実はお店に来る前にもっと大容量、しかもスピードの早いもので、1万円近いものをアマゾンで購入していたのだが、とりあえずこれでいいのでスマホからキャンセルした。
店員さんとそのことを話していたら
「そうですよね。そのお金があれば新幹線でどっかに行けますよね。笑」といった。
「いや新幹線代には使わんと思うけどね」とぼく。
「そうですよねえ、でもそれでおいしいものが食べれますよね。笑」と返してきた。
この若い女性らしい発想が面白くて笑えてきた。いやそれよりもっと面白いことを、帰り際に言ったのにはちょっと驚いた。それは後ほど。
そして「このバリアングル液晶のキズ防止に、ガラスコーティングはいかがでしょうか? 」と勧められた。
それは保護フィルムではなく、液体のコーティング剤を塗り、10Hの硬度にするものだ。フィルムよりは美しいのでお願いした。価格は3,850円、なんと10分程で完了した。
これがカメラ業界の現実なのだとわかった話
帰り際に、実は先日あったニコンの「Z f の発表」をみて、どちらにするかを決めてからココにきたこと。そしてぼくは「Z fc」の方が小さくて軽いこと、さらに「Z f」にはシルバーがないことで結局「Z fc」にしたことを話した。
すると彼女は「そうですよね。もう、どのカメラも大して変わり映えがしなくなりましたからね」と、このカメラ業界の鋭い現状と限界をさらりと言うので、ちょっと驚いた。
商売っ気がないけど、たしかにその通りだと思う。もちろんスペックは上がっているけど、画期的なものはない。それにできあがった写真がどう違うのかだ。
80万円近くするハイエンド機の「Z 9」と、10万円クラスのエントリー機「Z 30」とで出来上がりの写真に7〜8倍の違いがあるのか。いやいやそんなことはない。
この動画を観て欲しい。
2つのカメラを比較してみてもその違いがわからない。というかレタッチソフトで修正すれば全く区別がつかなくなるだろう。「芸能人格付けチェック」よりもっとわからない。
彼女が言ったことは、こういうことなのだね。もちろん操作性、連写速度、耐久性などは違うと思うが、それを求めなければエントリー機で充分楽しめるのだ。
それにしてもジョブズがiPhoneを作り出したような、そういう画期的なものはカメラ業界では出てこない。つまり変わり映えはしないってことだよね。
そういうカメラ業界において、この「Z fc」は今までの常識を破ったある意味「画期的で異色な存在」かもしれない。
やっぱりカッコいいぞ!「Z fc」
というわけでようやく手に入れた「Z fc 16-50 VR レンズキット」という標準望遠レンズ付きのカメラ。150,700円をカメラのキタムラで135,630円で購入できた。
もうすでに動画やネットで何度も見た姿だが、実際に手にとってみるとやっぱりカッコいい! このレンズはZ fcに合わせたかのように、薄くてボディと同じシルバーだ。
それといろんなところで「軽い」と言われているが、それでもレンズ込みで約570gもあるから、500mlのペットボトルよりちょっと重い。
そして軍艦部にはISO感度、シャッタースピード、露出補正のダイヤルがある。こういうメカニカルなものが美しさを際立てているし、実にカッコいい!
でも実はこのダイヤルで直接それぞれの値を変えられるというのは、画期的だしこの操作をすることで、より写真の楽しさが増してくるのだね。
アクセサリーも揃えた
そして、Z fcの購入に合わせて、以下のアクセサリーもネットで購入しておいた。
① ピークデザイン カメラストラップ 7,700 円:ニコンのはダサいのでこれにした
② メタルレンズフード シルバー 2,200 円:光避け及びレンズの保護をする
③ レンズ保護フィルター 46mm 1,390 円:レンズのキズや汚れを防止をする
④ Bluetooth リモコン 3,530 円:ブルートゥースでカメラを遠隔で操作する
⑤ メタルシューカバー 2,640 円:フラッシュ取付部のカバー
⑥ マウントアダプターFTZII 29,573円:FマウントレンズをZマウントに取付可能
⑦ SDカードリーダー 2,199円:一世代前のMacBook Proに使用するカードリーダー
⑧ チルト レンズ 50mm F1.4 35,780円:ミニチュア風写真などで使用するレンズ
それぞれを取り付けたのがこの写真だ。これらは特に⑥マウントアダプターと⑧チルトレンズ以外は絶対に必要なものではなく、なくてもいいものかもしれない。
それに⑦のSDカードリーダーは、現役のMacBook Proは本体には内蔵しているので、あくまでも予備として購入した。
というわけで、今日のところはこの動画を観ながら、Z fcの設定をすると同時のこのカメラの機能のことも勉強することにした。
ちょっとだけ試し撮りをしてみた
そして試しに家の中で数枚撮ってみた。いずれ時間を作っていろんな所に出かけて、じっくりお散歩カメラを楽しもうと思っている。
これはカミさんの部屋にある、月に一度通っているフラワー教室の作品たち。
そして、これは廊下の突き当りにある飾り棚で、ちょっとだけホッとするコーナーだね。
これは鉄道模型のジオラマ。言うまでもなくジオラマ風にしなくてもジオラマ。笑
最後に我が家の窓から南東方向を観た風景で、なんの変哲もない写真だ。散歩のときにストレッチや準備運動をする公園が見える。
これから使い分ける3つのカメラ
そしてこれからこの3つのカメラを使っていく。下の写真はD7500用のレンズだ。
これらは次の用途によって使い分けていく予定だ。
ちなみに一番右の⑥「50mm F1.4 単焦点レンズ」は、Z fcでマウントアダプターを介して使う予定だ。
・D7500:これらのレンズを使い分け、作品集を作る写真を撮る「作品用カメラ」
レンズを使い分けることでしか撮れない写真があるので、これらを駆使していつか自分だけの作品集を作りたいという夢を叶えたい。
・Z fc:お散歩写真やミニチュア風写真、そしてHDR写真を撮る「お楽しみ用カメラ」
これは普段の散歩やお出かけで持ち歩くカメラとして使う。そしてこのカメラの機能を使って、ミニチュア風写真やHDR写真を撮りたいと思っている。
・RX-100M5A:旅行や行事などの写真を撮る「記録用カメラ」
このカメラは小さくて軽い、しかも高性能なコンデジだ。なので旅行とか家族の記念行事には必ず持っていって、記録写真として残している。
こんなふうにそれぞれを使い分けることで、写真の幅が広がっていくのでとても面白い。
さあ、写真のことを勉強しなおしていこう!
というわけで、やっと念願のZ fcを手に入れることができたので、これを機会にもう一度写真のことを一から勉強しなおすことにした。
ここにある「私らしい写真を撮る方法」という本は単なる写真技術の指南書ではなく、感性や技術にとらわれない写真の撮り方を教えてくれる哲学本だ。この本だけじゃなく、いろんな人の本や写真のことをじっくり学んでいこうと思っている。
さあ、これから「新しいカメラライフ」が始まるぞ。なんだか大学に入学して新学期が始まるような新鮮な気分である。オジさんはワクワクしてしかたがないのである。