タイトルの「アンテナの移動工事をした」ということと、この写真は直接の関係はない。でもこの写真が原因でそうなっていくので説明させてもらおう。
おとといはデンパークで撮った写真の編集作業をしていた。写真の数は70枚以上あって、その一枚一枚の編集作業を別のMacBook Proに入っているPhotoShopでやっていた。
ちなみに、今のMacBook ProはPhotoShopをやめて「Pixelmator Pro」を使っているが、このときは使い慣れているPhotoShopを使って作業をしたのだ。
今から思うとまずかったのが、マウスを使わずにトラックパッドでやっていたことで、右指をかなり酷使してしまった。そのせいでギターを弾こうとしても指が動かない。
無理をして悪化させてしまったらダメだと、しばらくギターの練習を休むことにした。指を使わないで過ごすには、映画を観るか読書くらいしかないので本を読み始めた。
しばらく本を読みながらちょっと飽きてきたなと窓の外を眺めた。
すると「そうだ!これなら指の作業は少ないではないか!」と思いついたことがある。それが「アンテナの移動工事」である。(どう考えても指を使わないわけがないよね)
今から逆上ること2年前。
窓を二重サッシにすることにした。その工事のため窓側のボードを一旦撤去しなければならなくなった。それじゃこの際、気分転換に全部撤去してしまおうと思った。
DIYで作ったこのお気に入りのボードだったけど、これをなくして新しいレイアウトの趣味部屋を作ることも面白いかもしれない。そう思ったのだ。改造大好き人間だよね。
ボードを撤去したことで今まで見えなかった空がみえた。するとアンテナと張り巡らせたカウンターポイズの線が鬱陶しく邪魔に感じた。よしこれを移動させることにしよう。
こうしてアンテナの位置を2mほど左に移動させた。お陰で視界がとてもスッキリしたのだ。やって良かったな。このときはそう思っていた。
その後、せっかくならともう1本の使っていなかったリトルターヒルⅡを使うことにした。右の端に7M帯専用アンテナとして増設したのだ。
こうして約2年使っていたが、正確に測定したわけではないけど、なんとなく位置を移動させたことで飛びが悪くなったような気がしていた。あくまでも感覚でしかないが…。
例えそれが感覚的だとしても自分はそう思った。この図のようにできるだけマンションの角に近い方に設置した方が、特に右(南)方向に届く範囲も広がるのではないだろうか?
そう思ったらすぐに作業を始めることにした。作業の安全のために、アンテナははずし、固定金具にロープをつなぎ、万が一のことがないように慎重に作業を進めた。
移動させた後にローテーターの回転をリセットする作業をしてから、アンテナを再度取り付けた。そして向こう側のポールには144/430M帯のアンテナを設置した。
そして全てのバンドのカウンターポイズを張り直しをした。ぼくの張り方は直接ベランダの床には張らない。一旦空中に浮かかすために、中継点を経由してから床にはわす方法だ。これは自分が試行錯誤した上でみつけた方法だ。
カウンターポイズの張り方によってSWRが変わるので、少しずつ値をみながら張り方を修正をしていく。28M帯が1.5止まりだが、7〜21M帯までは1.0〜1.3におさまった。
こうして1時間半ほどで無事作業を終え、さっそくワッチを開始する。まあ、先に話したように移動する前と後の比較は測定したわけではないのでわからない。
でも、しばらくワッチすると、21M帯のFT8で「C21TS局」のCQがみえたのでコールするとすぐにコールバックしてくれた。ナウル島(ナウル共和国)という島だ。
調べてみたらこの国とは初めての交信だった。あきらかにアンテナの移動工事の成果だと思う。さっそくよい結果がでてやってよかったなって思った。
というわけで、衝動的に始めたこの力作業が無事完了。しかし果たして右手の指のためにどうだったのか? う〜ん、どう考えてもいいわけないよね。しばらく安静にします。