DIY 3Dプリンター

セットアップでエラーの連続だぜ (-_-;)

3Dプリンター「Prusa i3 MK3S」の組立てが終わったので、今日はセットアップとテストを行うことにしよう。

どうか、うまく行ってくれますように!

まずはセルフテストから。
これはファンのテストから始まり、ヒートベッド / ホットエンド / モーターの配線テスト、ベルトやプーリー、フィラメントセンサーのテストなどたくさんの項目がある。

さっそくテストを開始すると順調に進んでいく、と思ったら「X軸の長さ」のテストでエラーが出てしまった。マニュアルを調べるとその原因が書かれていた。

モーターのプーリーの位置が中心でなくて、ベルトの位置が偏っていた。ということでこの位置を修正して、再度テストをすると今度はオッケー。

セットアップの手順はプルサの開発者であるジョセフ・プルサさんが丁寧に動画で説明してくれている。これに字幕を入れて日本語の自動翻訳にするとわかりやすい。

さて、次はXYZ軸のキャリブレーションを行う。キャリブレーションというのは、XYZ軸の歪みを測定し正しくベットのレベルを合わせることだ。

コピー用紙を敷いてキャリブレーションを開始。全部で4隅の4カ所を行うんだけど、2カ所目で変な音がしてエラーになってしまった。心臓に悪いなこういうの。(-_-)

マニュアルを見ながらその原因を冷静に探っていこう。

さっそく見つかったぞ。結束バンドの端の部分が電源ユニットのパネルに挟まって邪魔をしていた。この向きを変えてと、これでいいかな。

再度テストすると、またエラーになった。う〜ん何でだ?

さらに調べると「E軸アッセンブリを確認してください」と書いてある。

これって例の問題があったところじゃないか。ここの部分で何が問題なんだろう。さっぱりわからん。他にもセンサーの位置に問題がある可能性があると書かれているぞ。

困ったな。全部チェックしたけど原因となるものがわからない。とりあえず、もう一回キャリブレーションのテストをやってみることにしよう。

と、ここである注意事項を見つけた。「X軸の両端が上になっていることを確認してください」ってどういうこと?

ジョセフさんの説明では、そういう手順は出てこなかったけどなあ。

とにかく、手動でX軸の両端が一番上に付くように移動させた。これでもう一度キャリブレーションのテストをしてみよう。すると、今度は成功した! 原因はわからんけど、とにかくうまくいけばいいか。

さて次はフィラメントを入れて、ファーストレイヤーのキャリブレーションを行う。これはノズルからジグザクにプリントして、うまく出力されるかどうかのテストだ。

ところが何度やってもプリントできない。マニュアルにはそのことが書かれていないので、ネットで他の事例を調べると「ノズルが詰まっている」と書かれている。

ノズルが詰まるようなことはないと思うけど、付属のクリーニングアッセンブリという細い注射針のようなもので、ノズルの穴から刺してみる。

詰まっていないぞ。何でだ? さらに上から下まで細いリード線を使って通してみた。すると問題なく入っていく。

困ったな。どうしてフィラメントがノズルまで届かないのだろう。心を無にしてしばらく考えた。そうかわかった!

この部分のギアが回転してフィラメントを下に送っていくのだけど、これが機能していない。つまりフィラメントを掴んでいないんじゃないだろうか。

この部分のボルトの締め方を、マニュアルに書かれている通りにしたけど、とても軽く締めてある。ここをもっと締めていけばいいかもしれないな。

そこでキャリブレーションをやりながら、少しずつ締めていくことにした。するとついに出てきた! まるで無事に産まれた初孫のようでとても嬉しい。

これが原因だったのかな。でもあの説明はいったいなんだったんだろうか? まだ疑問が残るけど、これは先の宿題にしておこう。

さあ、次はテストデータを使ってプリントしていくことにしよう。最後まで何が起こるかわからないので、ジッと観察することにした。

見ているとノズルがまるで生きているみたいに、細かい動きをしながらプリントしている。すごいなこれ。ちょっと感動してしまう。

そしてほぼ終わりかけたところで緊急停止させた。見ての通りベッドから剥がれてしまったんだね。これじゃだめだな。

マニュアルを見るとこんなふうに剥がれるのを防ぐために、付属のスティックのりをあらかじめベットに塗るらしい。そうか、わかった。

というわけで、いろいろあったけど、何とか無事セットアップが完了した。次は実践モードだね。

まずその第一歩として、プルサのスライサーの設定をしていこうと思う。

このスライサーというのは、3Dデータをこのプルサのプリンターで出力させるためのデータに変換する重要なソフトだ。

この設定によって綺麗に出力させることができるかが決まる。この東方さんは多くの経験から最適な設定を見つけていったということで、とても参考になる。

こういうレクチャーを受けるのはとても楽しいことだなと思う。「人生は一生勉強」と言われるけど、学ぶことって本当に楽しいなって思う。

ということで、このスライサーソフトの最適な設定が完了した。いよいろ明日から実際にいろんなものを作っていくことにしよう。とても楽しみだな。

 

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