先日の「写真のある暮らし」の中でイルコさんが、ストラップなしに、カメラの構え方の話をしていた。この時、何やら首からストラップらしき物が、垂れ下がっていたのをぼくは見逃さなかった。あれ?と思った。それと共に、前からカメラのストラップって、ときに邪魔になることがあるなとも思っていた。
カメラに付属しているストラップは、それぞれのメーカーのロゴがしっかり入っていて、いかにもぼくはNikonのカメラを使っていますと主張している。ま、それはいいとしても、例えばストラップが邪魔だと思っても、簡単に取り外すことはできない。しかもカメラの両端に付いているので、自由度がなくてどうも使い辛いんだよね。
そう思っていたら、さすがイルコさん、ストラップのことも話題にしていた。そして紹介されていたのが、ピークデザインのストラップだった。調べてみるといろんなタイプのものがある。その中でぼくはSLL-AS-3という型番のが気に入ったので、すぐに購入することにした。
さすがアマゾンさん、すぐに届いたよ。
箱を開封すると、こんな感じのセットになっている。
このストラップの特徴の一つに、アンカーというパーツが、簡単に取り外しできるシステムになっている。
しかも、付属のパーツを取り付けると、三脚取り付け部分にアンカーがつけられるようになっている。これは実に画期的な使い方だと思う。もちろんカメラの両サイドにもアンカーをつけておけば、従来のような使い方もできる。
こんな感じの位置関係になる。ということは
こんな感じでたすき掛けで肩にかけると、レンズが完全に下を向くようになる。この状態でストラップをクルッと回せば、すぐにカメラを構えるポジションをとることができるわけだ。しかも、ベルトの長さ調節も瞬時にできるようになっている。
ただし、三脚を使うときは、このパーツをその都度取り外す必要があるのがちょっとね。これは別売りのパーツを購入すると三脚に簡単に取り付けられるようになる。
よく考えられているよねえ。
そして使ってみて、一つだけ疑問になったことがある。それはストラップに滑り止めが施されているけど、なぜか外側になってしまう。最初は間違いじゃないのか? と思った。どこかでだれかが指摘しているのも読んだ。
でも、そんなわけがないだろうと。で、いろいろ使ってみてわかった。通常使うときは滑り止めがない方がいい。滑りがよい状態でカメラの位置を変えるには、滑り止めがあると返って動きが悪くなる。
それでも、肩から提げるときは滑りがよいと、スルッと肩から抜け落ちやすくなってしまう。そういう時には裏返して、滑り止めの方を内側にしてやると、とてもよい感じになるのだ。な〜るほどね。わかった。よく考えられている。(でもそんな肝心なことは、どこかに書いておいた方がいいと思うよ)
ということで、いろんな意味で環境が整っていくのが楽しくもある。そしてイルコさんにも感謝感謝!