新車フリード・プラスが納車されてから2ヶ月弱、この車の便利な使い方もだいたい覚えた。とくにACCがセンサーの働きで車間距離を一定に保ちながら走る「追従走行」をしてくれたり、iPhoneとブルートゥースで電話やiTunesのやりとりが簡単にできる。
その他いろんな安全装備も付いているし、今や両側スライドドア(助手席側はハンズフリーにした)は当たり前。今の車がこんなにも進歩しているとは、本当に驚いた。
それからドライブレコーダーは前後に付けた。ナビも9インチの大きいサイズにした。もちろんハイブリッド、そしてアルミホイル、プレミアム・ガラスコーティング等々…。
それはさておき、この写真は以前乗っていたホンダの「フリード・スパイク」だ。スパイクのいいところは、後部が完全にフラットになるところだった。だからカーペットを敷くと、まるで自分の部屋の中にいるような快適さだ。これがスパイク唯一無二の魅力で好きだった。
ところがこのフリード・プラスは一応フラットにはなるんだけど、段差があちこちにある。だからこのままでは車中泊はもちろん、この段差がいろいろ使いにくくさせている。
そこでまずは段差をなくしてからカーペットを敷くことにしよう。それは大して難しくないので後日やることにして、今回の改造はこのスペースにテーブルを設置しようと思っている。
そうそう、完全なフラットにはならないけど、このフリード・プラスの良いところは、床下スペースがたっぷりあることだ(なんだかゴチャゴチャ置いてあるな)。スパイクにはこれがなかったので、このスペースはキャンプ道具など、いろんな物をたくさん収納できてとても便利だ。
さて、今回の改造しようと思ったポイントはここにある「ユティリティナット」だ。ここに6mmのボルト穴が仕込まれている。これを利用して「スペーシア」と「イレクター」を使って骨組みを作る。そして天板をそこに乗せてテーブルを作ろうと思う。
まずは頭の中にあるボンヤリしたイメージをノートに書いてみる。ここでは手順を無視して、思いついたことをどんどんメモしていく。ただし、基本のイメージはすでに決まっていて、3パターンでテーブルを置けるようにすることだ。
① リアドアに面してテーブルを設置する。
② これを90°回転させてサイドにテーブルを設置する。
③ 状況によって反対側のサイドにもテーブルを設置できるようにする。
これらを元に具体的にどんなふうにしていこうかを考えていく。こういう妄想を膨らませていくときが一番楽しい。
だいたいのイメージが固まってきたら、今度はもう少し具体的にどんなパーツを使って、どんなふうに組み合わせていくかを、ノートに描きなぐっていく。ここでもぼんやり頭の中にあるものを、できるだけ残さず描いていき少しずつ具体化していく。
ここは商品開発と同じで、ぼくが一番好きなところ。楽しくてしかたがないので、知らないうちに夢中になっていた。
ある程度具体的になったら、今度は「スペーシア」と「イレクター」のサイトに行って、それぞれのパーツがどういう構造になっているのか、寸法はどうなのかを調べていく。同時にパーツの選定もしていくことになる。
パーツを選んだら、今度はさらにそれぞれのパーツの寸法から、実際に使うテーブルの幅、奥行き、高さと照らし合わせて、詳細にパイプの寸法を決めていく作業になる。その時の使い方によっては高さが変えられるようにアジャスターも付けることにした。
「スペーシア」のサイトはイレクターのサイトと違って、パイプの寸法を1mm単位で指定して購入できるのがいい。これで自分でカットする手間が省ける。
イレクターはホームセンターで天板を買うときに一緒に購入すればいいけど、一気に済ませたかったのでネットで購入。
このメタルジョイントはスペーシアのサイトで品切れだったので「MonotaRO」で購入した。
そして、「スペーシアのパイプ」とフリードプラスの「ユティリティナット」を連結するのがこの「アタッチメント」だ。
というわけで、ここまでのパーツの合計金額は20,251円(送料込み)、これに天板の代金が5,000円ほどだと思うので、合計約25,000円也。
あとは全てのパーツが揃って実際に組み立てるのだけど、このまま最後までスムーズに終わるということは、ないだろ〜な〜。というか、そういうことがある方が面白いのだよ。どうなりますか、乞うご期待ということで。。。