ついにやっとのことでうまくいった! ここまでほんとに長くかかってしまったな。さて、一体何がうまくいったのか、そのことを少しだけ書いてみよう。
始まりはこの動画を観てしまったことからだった。
8月8日に
今日もKX2と過ごした一日
で「KX2で交信相手を探すときには、Jクラスターを見るか、VFOをぐるぐる回して信号を見つけるしかない」という煩わしさを何とかしたいと思ったのだ。
そして始まった「KX2 + MFJ-1708B SDR + SDRPlay + Win4K3 ~ CW運用プロジェクト」。これは何かというと、SDRでCWの信号を可視化して、スムーズに交信相手を見つけることができるようにすることだった。
ところがその具体的な情報が探しても全くない。どういうケーブルを使うのか、MFJ-1708B SDRの使い方はどうか、何もわからない。こりゃ先が思いやられるなと思ったけど、たぶん何とかなるだろうと軽い気持ちで始めた。
ところが、しょっぱなからWin4K3というソフトがうまく動かず苦労した(KX2とWin4K3Suiteを試してみた)。そしてKX2にどういうケーブルが必要で、入手する方法など情報を集めるのに苦労した。
MFJ-1708B SDRはラジオパーツジャパンさんで在庫切れで、しかもMFJ社でも製造前だったが、その前にKX2とMFJ-1708B SDRとの接続方法や測定方法で確認しておくことがいろいろあった。そこでKX2のエレクラフト社にメールで問い合わせた。
しかし、肝心なエレクラフト社とのコミュニケーションがうまくいかず、質問してもちんぷんかんぷんの答えしか返ってこない。そのやり取りで一向にラチがあかない状態が続いて困りはてた。というか、そのことに疲れて挫折しかけた。
だからと言ってそう簡単に諦めるわけにはいかない。でもねえ、たかが趣味のことなのに、こんなに思うようにいかないものかねえ。
じゃあどうする? そこであることを閃いた。それはアメリカのコミュニティサイトで「KX2とMFJ-1708B SDRを使っている人はいませんか?」 とダメ元で書いてみることにした。
どこかにぼくと同じことをやっている人がきっといるはずだと思ったのだ。すると数日たってMark / AJ6CUさんが、手を上げてくれた。これは嬉しかった。何より心強かった。よし!と思った。
こうして結局は最後までエレクラフト社に問い合わせた疑問が解決できないまま、ぼくの身勝手な自己責任というやつで、ラジオパーツジャパンさんからMFJ-1708B SDRを入手した。ここまで2ヶ月以上を要した。
届いた日にその運用テストをしたところ送受信の切替はうまくいった。よしやったと思った。そして昨日運用テストをしてみると、予想外にSWRの調整がうまくいかない。参ったな。これはさすがのラジオパーツジャパンさんでも分からないだろう。
だから正直言って、今日の夕方までは「もう諦めよう」と思っていた。これ以上やっても苦労するだけだし、ぼくももう疲れた。もうこんなことできなくてもいいぢゃないかと思った。
しかし、ただ、一つだけ気がかりがあった。それだけやってみたら終わりにしようと思った。そしてその気がかりをいろいろ探っていくと。。。。あ、これか!!! というわけで原因がわかった。
要するにKX2で計測するSWRとアナライザーMFJ-223での計測時に、間に入っていたアンテナ切替器とケーブルに不具合があったのだ、これらを除いて再度やり直してみると、全てがうまく行った。ふ〜〜。こんなことだとは。。。
ついに解決できた!
この瞬間、確かに「やったぞ、嬉しいぞ」とは思ったけど、それより正直言って脱力感しかなかった。もうこれで解放されるのだと思うと、力が一気に抜けた。。。新しいことを始めるということは、これほど大変なことなんだね。まいったまいった。
ということで、しばらく運用してから、これまでのことを整理して「KX2 + SDRPlay + MFJ-1708B SDR + Win4K3」のことを書いてみようと思う。
ぼくは疲れたときにはこういう動画をずっと流している。なぜか土砂降りの雨が大好きだ。癒やされるなあ。いつかこんなところへ行ってみたいなあ。……というわけでお疲れさん。