先日作った「VSWR計キットQPM-01」のことを知ったとき、JL1VNQさんのブログの中で良いアイディアがをいただいた。それは「小型のスピーカー(秋月電子通商のマイクロスピーカー) 内蔵可能」という内容で、リンク先を見ると写真のような23×16mmの小さなスピーカーだった。しかも4.6mmと薄い。それにしても1個50円とは。(@_@)
ぼくがこのVN-4002で使っているスピーカーは、ダイソーで買った100円の小さなスピーカーだ。これでもだいぶコンパクトなんだけどマイクロスピーカーを使えばこのアクリル板の裏に取り付けられそうだ。
じつは3.5mmミニプラグも合わせて買っていて、ジャックに刺してスピーカーへ配線するつもりでいた。ところが基板をよくみるとPHONEのジャック付近に「SP」という文字があった。
ひょっとして、ここにスピーカーをハンダ付けすれば使えるってことかな? 試しにつないでみたらちゃんと鳴った。設計のときにちゃんとこんなことも配慮してくれていたんだね。さすがだ!
それではさっそくアクリル板の穴あけ加工をすることにしよう。まずは試しに1個だけ開けてみることにした。電動ドリルでアクリル板に穴をあけるには、専用のビットを使ったり、熱で切り口がとけたりするので工夫がいる、といろいろ書かれていた。
なので持っているピンバイスを使って手でゆっくりあけることにした。少し時間はかかったけど綺麗にあいた。よしこれでいこう。次に方眼紙に穴をあける場所をプロットして、これをアクリル板に固定する。
穴のサイズは2mm、ピッチは4mmにした。穴を大きくするのがいいのか、配置をどうしたらいいか、いろいろ迷ったけど、直感でえいや〜と決めた。アクリル板にはけがき線をいれられないので、位置合わせが難しい。一つ穴をあけるのにクルクル回して約1分。ふ〜、疲れる〜〜。
こうして休み休みで30分ほどで穴あけ完了! かなり疲れてしまった。どうしてもビミョーに位置がズレてしまうけど、ま、気になるほどじゃないのでこれでオッケー。
スピーカーを貼り付ける前にリード線をハンダ付けして、慎重に位置を決めてシールをはがして貼り付けた。よ〜し完成だ。
さっそく全てを接続して聴いてみた。おお、これはなかなかいいぞお。ダイソーの外部スピーカーよりかなり音質も音量もよくなった。もちろん内蔵されているので、めちゃくちゃコンパクトになった。いいねえ。やっぱり手作りは楽しい!