先週の木曜日にさかのぼるけど、エレクラフト社のアンテナ「AX1」のSWR改善実験を行った。課題はSWRが最低になる中心周波数が高いので、それを自分が使う7.0100MHzくらいまで下げることだ。
エレクラフト社のロブさんのアドバイスでは、カウンターポイズの長さを変えることで、SWRの共振周波数が変わることがあるということだった。そこで、長さ20cm、30cm、40cmの短いビニール線を作って、少しずつ長くして測定してみることにした。
こんな感じで、洗濯ばさみでつなぎの部分をクリップして、その都度測定してみた。
すると、確かに少し周波数が下がってきた。
さらに長くするとまた下がってきた。でも値はそれほど良くないが。
測定の範囲を7MHzあたりで拡大してみると、こんなふうにどんどん下がってきた。とはいえ、SWR値の値は2.81で満足した数字までは落ちない。
さらに長くしてみると、普段使っている周波数の7.0100MHzでSWRは2.63くらいになっている。ところがこれ以上長くしていくと逆にSWRがかなり悪くなってしまう。
そこで長さはこのくらいにして、これ以上SWRを下げるには、張り方を変えるしかない。そのために今回もいろんな張り方を試してみた。
しかし、いっこうに希望した数値まで落とすことは叶わなかった。自宅でのカウンターポイズ調整なら、少し苦労しても最良点を見つけ、そこで固定すればずっと安定してSWRの値を保つことができる。
しかし、移動運用先で毎回こんな面倒な作業をやっていては、時間がいくらあっても足りないことになる。結局はある程度で我慢して、最終的にはATUに頼るしかないということになってしまうのだろうか。
それからモービルホイップHF40FXWを車の基台でセットすると、この写真のようにドンピシャとなる。でもなぜAX1だとこうならないかということもヒントになるかもしれない。ということで、次はエレメントの長さを変える方法を試してみようと思う。
ま、急ぐわけではないから、少しずつ試していこうかな。