御在所岳に行ってきた
ひと月ほど前に「新しい「カメラライフ」を始めるぞ!」で 『来月は疲れを癒やすために、三重県のとある温泉旅館を予約した』と書いた。
その行き先は「湯の山温泉」だった。旅行に行くのはちょうど一年ほど前に「久しぶりに家族旅行を楽しんできた ♪」で書いて以来のことだ。
湯の山温泉はとても近い所にあるが、11月になると御在所岳の紅葉が綺麗なので大人気のスポットだ。その時期はとても混み合うので、あえてその時期を避けた。
御在所岳へは「御在所ロープウェイ」を利用するが、そこまで車で1時間ちょっとで行ける。朝の10時すぎに出発すれば、余裕をもってお昼ごろには着けるはず。
ところが途中で渋滞にはまってしまった。これを抜けるまで30分ほどかかったため、結局12時過ぎの到着となってしまった。
ロープウェイとリフトであの山頂まで
まだ紅葉のピーク前だったことと、木曜日なので駐車場もガラガラ、ロープウェイの待ち時間もゼロだった。ここから頂上駅まで約15分、料金は大人一人往復で2,600円也。
ロープウェイは1分間隔で運行されている。しかも混雑時でなければ、グループ単位で乗車できる。つまり貸し切りで乗れるのだ。
ぼくは高所恐怖症なので、正直いってロープウェイもリフトも苦手である。実際にロープウェイに乗っている動画は一番後にあるので、ぜひどうぞ!
山頂駅に着くと、お腹がすいているので、まずは眺めのいい「展望レストラン ナチュール」で腹ごしらえすることにしよう。
ここでもやっぱりぼくは相変わらずラーメン。カミさんは名物のカレーうどんにしたが、さすがに名物だけあって無茶苦茶うまかった。(写真を撮り忘れた)
食べながら外をみると色が違うゴンドラをみつけた。よくみると物資を運ぶためのものだ。なるほどねえ、車では頂上まで登れないからこういう使い方をするんだね。
食事を終えると、この先はリフトに乗って御在所岳山頂まで向かうことにしよう。
ロープウェイ駅〜頂上駅の所要時間は8分、往復料金は大人一人650円。今日は多少風はあるものの、とても穏やかな天気でなんと気持ちいいことか。(ブラウザによって見えない場合があります)
紅葉のピークはまだ先だけど、所々が赤く染まっていた。それに真っ青な空が綺麗だ。
リフトを降りて少し歩くとすぐに御在所岳頂上だ。ここから琵琶湖や伊勢湾、そして名古屋市も見えるはずなんだが、今日は霞がかかっていてあまり遠くは見えない。
この近くで休んでいると、ご両親を連れた女性から「写真を撮ってもらえますか?」と頼まれた。観光地に行くとよくそう言われるぼくだが、頼みやすいのかなあ。
さて、今回持参したカメラはSONYのRX100 M5Aと、Z fcにFTZⅡを介して18-135mmの中望遠レンズという組み合わせだ。一眼レフで紅葉がたくさん撮れると期待しての装備。
リフトでロープウェイ乗り場まで戻ると、その先に朝陽台広場があり、少し下ると見晴台がある。ここから望遠で紅葉を撮る予定だったが、撮りたい紅葉は一枚もなかった。
そしてロープウェイの向こう側には奇岩・珍岩が連なって見える。その一つ大黒岩からさらに下ったところから降りようとしている人が見える。
「えっ!? この人はここからどこに行こうとしてるのだろうか?」見てる方が怖くなる。今から思えば紅葉を探すより、こっちをずっと観察してればよかったのに。。。
その岩は「トリドリ」というサイトで見つけた写真では、この赤い◯の部分にあたる。あの人は一体どこから来て。どこへ行こうをしているのだろうか? やっぱりずっと見てたらよかったのになあ。
この動画ではあの大黒岩のレポートをしているので観ていると、高所恐怖症のぼくは怖くて絶対近寄れない。さっきの人はこの先に進んでいったらしい。
御在所岳には初心者から上級者まで6つのルートがあり、それぞれ面白いコースなのだろう。詳しくは「御在所岳登山~各ルートの特徴・所要時間等まとめ~」にある。
帰りのロープウェイは少し行列ができていたが、やっぱり貸し切りだ。しかも前の人はたった一人でも貸し切りなんだよ。でもこれが人気の秘密かもしれない。
さあ、それでは今日泊まるホテルに行こう。…と言ってもここから車で2〜3分の場所なので、チェックイン時間より30分早く着いたが、暖かく迎え入れてくれた。
今晩泊まるホテルはこちら
ここは最上階で角部屋ということもあって眺めがいい。それに今日は宿泊者も少なくてとても静かだ〜!
部屋には半露天風呂がついている。あとでゆっくり浸かることにしよう。
さあ、その前に喉がカラカラだ、ともかくビールで乾杯しようぜぃ! くっくっく、ふ〜〜、めちゃくちゃ旨い!
ビールを飲んで少し休んでから貸切風呂に行き、ざっと汗を流す。久しぶりの温泉にのんびり浸かると、今年の疲れが抜けていくのを感じる。いい温泉だ。
移動運用なるか
部屋に戻るとKX2を取り出してCWを楽しむことにした。ここは山の上ではあるけれど、開けているのはむこうの谷の方向のみ。本当は山頂でやりたかったのだが。。。
しかも最近のHFのコンディションはとても悪いので、あまり期待せずにアンテナをセットした。ATUでチューニングするも、SWRが5くらいになってしまう。まいったな。
そこでキャパシティハットを取り付けることにした。これはアンテナの共振周波数を下げるものだ。これを取り付けATUを使うとすぐにSWRは1まで落ちた。これでオッケー。
このキャパシティハットぼくの手作りだけど、ちょっとした工夫をしている。
その工夫というのは針金じゃなくて、曲げやすいインターホン配線ケーブルを使っていることで、こんなふうに自由に折り曲げることができるのだ。
さっそくワッチを開始するが、ほとんど聞こえてこない。そこでCQを出してみたが全く反応なし。結局30分ほど運用したが交信することはできなかった。残念だが諦めよう。
お楽しみの夕食をいただく
夕方5時半、さあ楽しみだった夕食の時間がきた。個室に案内されると食事が用意されていた。目の前にある前菜がとても綺麗だ。
しばらくして運ばれてきたお造り、盛り付けがなんと美しいことか。それに見ればすぐわかるほど新鮮なのでとてもおいしい!
熱々になった土瓶蒸しの蓋を開けると松茸の香りがした。しみじみとその香りと味を味わったのである。熱燗がうまいぞ、幸せだぞ。
そして三沢牛のミニステーキ。その他、数々の料理を堪能してお腹いっぱいになった。
いつもならビールや日本酒、そして焼酎とお酒をたくさんいただくんだけど、料理がたくさんあってお酒を呑む余裕がない。それがちょっと残念だったけどね。
さらにはロビーの一角に無料のスィーツコーナーがあり、好きなだけ部屋に持ち帰っていいという。うまそう〜、でもさすがにお腹いっぱいなので無理です。
部屋に戻ってから、しばらく休憩してまた大浴場や露天風呂に浸かり、部屋でゆっくり晩酌を楽しんだりと秋の夜長をのんびり過ごしたが、眠気に勝てず早めに眠りについた。
旅先でも朝の散歩にでかけた
翌朝はいつもの時間に目覚め、いつものように日課の散歩にでかけた。川沿いの空気が新鮮でうまいなあ!気持ちいいなあ。
そして散歩から戻ると朝風呂に浸かる、朝からこんな贅沢ができるとは。幸せである。
さあ朝食です。いろんな種類が少しずつ盛り付けされていて、こりゃ栄養満点だ。さらに毎日食べるようになった梅干しが添えてあったのが嬉しかった。
そしてロビーで食後のコーヒーをいただき、まったりとした時間を過ごす。平日なので人が少なくホントに静かだ。まさにこれが「定年おじさん」ならではの贅沢なんだなあ。
部屋に戻り、少しだけ休んで早めにチェックアウト、たぶん午前中には帰宅できるだろう。こんなに近場の旅行は初めてだが、たまにはこういうのもいいもんだな。
チェックアウトしてアクアイグニスへ
帰りに湯の山温泉近くに「アクアイグニス」という人気の施設が集まった観光スポットに立ち寄った。まだお店の営業時間前だったので、ぐるっと回っただけで終わる。
施設内にはあちこちにこの不思議な池がある。なぜか淵ギリギリまで水がきているのに、どこからもこぼれていないのだ。面白くてしばらく眺めていた。
最後に今回の旅の動画をどうぞ!
というわけで、のんびり旅はこれでおしまいです。これを1本の動画にしてYouTubeにアップしましたので、お時間がありましたらご覧ください。(歯車マークで画質を720P 60にすると綺麗)
さあ、来年は北海道とか九州へ2、3泊で旅をしようと思っている。高所恐怖症のぼくは飛行機が苦手なんだけど、それを我慢して計画するぞ〜!