先日「KX2でこんなに簡単にFT8ができるとは」でたった799円のオーディオ変換アダプタを使えば、SignaLinkを使わなくてもKX2のFT8運用ができることを書いた。
その後、デスクトップパソコンと同じようにノートパソコンでもできるようにセットアップをした。ところが全くデコードをしてくれないのだ。正確にいうと、ごくたまにデコードはするけど、これじゃ使い物にならない。
いろんな設定を細かく修正していったけど、どうしてもデコードしてくれない。このノートパソコンが古いからかなあ。
ネットでいろいろ調べたら「パソコンの時計が正確ではない」とか「レベル調整の問題」とか書かれているが、「iネッ時計」で時刻補正はしているし、レベル調整はKX2とノートパソコンの両方で細かく調整をしたが、どうしてもうまくいかない。
つーことはだ。この2008年製の古いノートパソコンの問題しかないと思った。
そこで会社にある予備のノートパソコン( まだ新しくて15インチサイズ )を使って試してみることにした。すると問題なくデコードしてくれた。よしこれを借りとくことにしよう。
これで移動運用のCWとFT8の環境が整ったことになる。念のためKX2でのFT8の設定についてメモとしてここに残しておくことにしよう。
【 KX2の設定 】
・MODE → USBではなく「DATA A 〜 AFSK A」
・MIC BIAS → 「OFF」
・送信出力 → 「5W」これは出力を上げると温度が上がってしまい、結果的に自動的に出力を下げられてしまうからだ。
・AF LIM → 「020」
YouTubeに参考になる動画があったので、それも載せておこう。
【WSJT-Xの設定 】
・無線機 → KX2 (もしくはOmniRigでKX2)
・データビット → Eight
・ストップビット → Two
・ハンドシェイク → デフォルト
・PTT方式 → CAT
・モード → Data/Pkt
・スプリット → 無線機
・オーディオ → 入力 USB Audio Device 出力 USB Audio Device
重要なのはKX2のAFレベルとパソコンのサウンドレベル。これは自分で最良のレベルを探すしかない。ぼくの場合はKX2で30、そしてパソコンのスピーカーのサウンドレベルはかなり下げて2まで下げてうまくいった。
これらの詳しくはK0PIR氏のブログ「Elecraft KX2 and WSJT-X Easy Setup」にある。
よしこれでKX2での移動運用のためのアンテナ、アナライザー、ソフトウェア、ポータブルバッテリー、ソーラーパネル、アウトドアグッズ、そして新しい車フリードプラスが揃った。
あとはあの「MFJ-1708B SDR」のみとなった。どうなるんだろうねえ〜。なるようにしかならんけど。