前回の「初めての鉄道ジオラマ作り(その7)」で、8の字部分の線路の壁が完成した。このペースでいよいよトンネル作りの工程に入っていこうと思う。
このトンネル作りも設計図をあえて描かずに、頭の中で考えながら作っていくことにした。その方が面白いからだ。もちろんだいたいのイメージはできあがっている。
まずはスタイロフォームをカットしながら、積み木を積んでいくように接着していく。もうホントにテキト〜にカットしては貼り付けていく感じ。
こんなアバウトでいいのかと思うけど、なんとかなるだろう。ダメならやり直せばいい、そう思えば気楽にやれる。
こうして、できあがったトンネルの基礎。補強になるかなと思って、キムワイプに薄めたボンドで貼り付けてみた。(あまり意味がなかったので後で剥がしたけど)
次にスタイロフォームの上に、この「Kクレイ」という初めて使う超軽量紙粘土を使って形を整えていく。重さは140gで手に持ってもほんとに軽い。
この粘土は軽いだけじゃなく、とても滑らかで伸びもよく、むちゃくちゃ使いやすい。もう普通の紙ねんどを使う気がしない。
久しぶりに紙ねんどで何かを作るのはとても楽しい♪ この後に下地の色を塗ってから、カラーパウダーを振りかけ、フォーリッジという下草、さらに樹木を植えていく。
このトンネル、よくみると山がアンバランスに高くなっているよね。これにはあるアイディアがあるけど今は内緒。。。
さて、ここまでの工程でいったん区切りを付けて、試運転をしてみることにした。
3両編成で順調に5周ほど走っていたけど、予想外のトラブルが発生! トンネル内で連結部分が外れて、後ろの2両が取り残されてしまったのだ。緊急事態だ〜!
でも大丈夫。笑
こうなることを予想して後部に救出口を作っていたのだ。これがないとこういうとき困っちゃうからね。……ということで無事救出完了! さっそく役に立った。
試運転に使ったのはC11だ。
これは購入してすぐに、ロッドが外れてしまうという不運に見舞われてしまったもの。その日のうちに購入先のロクハンにメールで相談したところ、着払いで返品してほしいということで送り返していた。
そして数日後、この手紙を添えて新品のC11が戻ってきた。
こんなふうに、テスト走行したものを送ってくれたという説明が嬉しい。こういう対応をしてもらえると、とても信頼できる会社だなと思う。感謝感謝!
この「C11」と「ヨ8000系 車掌車」の3両編成。ほんとうに可愛いよね♪ よし、これでテスト走行が完了したので次の工程に進むことにしよう。
……と思っていたが、このあと寄り道することになる。その話をしよう。
ぼくはテレビをあまり見ない。その代わりによく観るのがYouTubeだ。ここではぼくが興味があるだろうという動画をどんどん見せてくれる。そして今日はこんな面白い動画を教えてくれた。
こりゃ参ったな。こんな面白い世界があるとはね。鉄道模型ジオラマ作りを中断して、こっちをやってみたいなと思うくらい面白そうだ。
「そうか、これはヒントになるな!」そう思った。
実はジオラマ作りで使う建物をどうするか、ネットで探してみるけどZゲージの物は大きなビルや商店や民家しなかく、ぼくが使えそうなものが見つからない。
それなら、あんなふうにペーパークラフトで作ればいいじゃないか、そう思った。
ネットでいろいろ探してみると、ブラザーの「世界で1つのまちづくりキット」という面白いサイトが見つかった。これは使えそうだぞ。
さっそくいくつかをダウンロードして、フォトショップでサイズを小さくしてプリントアウトした。さすがにこれだけ小さいと作りにくいけど、何とかなりそうだ。
ショップを4つ作って駅前に並べてみた。どうかな? 悪くはないよね。よくみると切り口が白くなっているけど、これは後で色エンピツで補修したら目立たなくなった。
こんなふうにペーパークラフトなら、自分でフォトショップを使って描いたもので、何とか作れるかもしれない。今日はよいヒントをもらえたので、チャレンジしてみようと思う。そうそう3Dプリンターもあるしね。
世の中には、面白いことをやっている人たちがいっぱいいて、こんなふうにいろんな面白いことを教えてくれる。りゅうじオジサンはあらためて人生の楽しさを感じたのである。