前回の「初めての鉄道ジオラマ作り(その17)」で池の部分とお花畑を残して一気にここまで作ったことを書いた。その残り2カ所を作ったらぼくの中では前半戦が終わると思っている。
池の水の色は「リアリスティックウォーター」に「波音カラー」のターコイズとセージグリーンを配合して色を作るのだけど、どう配合するか迷った。
色はブルーが好きだ、でも池の水はどちらかというと緑色だ。それをどのように配合するかで微妙に変わってくるので何度も実験をしてみた。
最終的には本物の色を忠実に再現するより、ぼくの好きな世界にしようと思った。なのでブルーに少しセージグリーンを混ぜたブルー系の色にした。
そして池の水は1回で厚さがMAX3mmまでなので、4回に分けて流して少しずつ硬化させた。1回の硬化が24時間以上かかるので、1週間くらいかけて最終的に上の写真のような池の色になった。名付けて「青い池」(聞いたことあるよね)。
そして、お花畑も6種類の色をいろんなパターンで考えて写真のように植えていった。これはとても根気がいる作業だった。というわけで、前半の工程が無事終わった。
そして後半に入ると駅舎、駅前のショップ、牧場の小屋、牧場の柵、林間の別荘、キャンプ場のテント、池のボート、お花畑や池を見下ろす展望台、山の上の別荘、そして照明のLEDなどたくさんのものを作っていく。これらは既製品がないのですべて手作りになる。時間がかかるぞ〜。
というわけで、これから園内をご案内しよう!
まずは駅前から、ここに駅舎と駅前のミニショップを作る予定だ。最初の計画ではホームを作る予定だったけど、スペースの余裕がないのでやめた。
駅前広場の向こうには芝生広場が広がっている。ここにベンチとか遊具を置いたり、のんびりくつろいでいる人達が表現できたらいいな。
さあ、鉄橋をくぐってこの先にある「青い池」に向かって歩いていこう!
「青い池」は 倶多楽湖のようにまん丸い形でとても美しい青色だ。ここに桟橋を作りボートを浮かべようと思っている。池の右角には小さなお店も作ろうかな。そしてぐるっと回ってお花畑に行こう!
お花畑には6種類の花が満開に咲いている。綺麗だねえ〜! そしてこのお花畑を上から眺めることができる展望台を設置するつもりだ。さらに先に進もう。
ここは芝生のキャンプ場だ。ここにテントを張ってキャンプを楽しんでいるみんなが表現できたらと思う。あ〜、ぼくもキャンプに行きたいなあ。
キャンプ場の隣には牧場が広がっている。6頭の牛たちが牧草を食べているね。最初はこの倍の12頭にしたけど、少しずつ減らしていってこのくらいがいいかなと思った。牧場の奥には小さな牛舎、そして周りには柵を作ろうと思う。
線路が走る壁の向こうの林間には小さな別荘を作る予定だ。線路が近くなのでうるさいかもしれないけどね。笑
そしてトンネルがある山にはたくさんの木を植える。さらにはその頂上に小さな別荘を作る。この別荘にはアマチュア無線を楽しむために鉄塔とアンテナを設置するのだ。もちろんそこはぼくの別荘だよ。
というわけで、ようやくここまで来た。今年の7ヶ月前の1月に「禁断の領域へ足を踏み入れてしまった」で始めた鉄道模型作りだが、このときはこの先の設計図はなにもなかった。
とにかく鉄道模型のことなんて何も知らなかった。でもいざ始めてみると、本当に奥が深くて、しかも難しい世界だということがわかってきた。えらいことを始めてしまったなと思ったこともある。
でも、それが少しずつ楽しみに変わっていった。急がなくてもいい、少しずつ自分のペースでしかも自分の思った世界を作っていける、それが魅力だと思う。
最後に今日は試運転で走らせてみたので、その動画をどぞ!
ということで、作業はまだ全工程の半分ほどだ。まだまだ終わりは見えないけど、楽しみながらのんびりやって行こうと思う。