前回の「初めての鉄道ジオラマ作り(その8)」ではトンネル部分の基礎を完成させた。
次の工程は土手の部分を紙ねんどで肉盛りし、その紙ねんどに塗装する。そしてさらにパウダーを接着する部分までの作業を行っていこう。
実に地味な作業だなと思うけど、これらで5日間かけている。
まずは土手の部分を「Kクレイ」という超軽量紙粘土で肉盛りしていった。この粘土はとても使いやすいので好きだ。
紙ねんどが乾燥したら、次にアクリル絵の具で下地を塗っていく。これをやっておくと、次のパウダーやフォーリッジを乗せても紙ねんどの白色がみえなくなる。
塗装は簡単な作業だけど手抜きはできない。そしてアクリル絵の具が塗り終わるとこんな感じになった。これはあくまでも下地ね。
そして次の工程では塗装した上にパウダーを接着していく。
ジオラマ糊を塗ってから、こんなふうにパウダーを上から振りかけていく。斜面だということと、茶こしだと周りに飛び散るので、こうやって一点に落としていく。
こうしてパウダーを接着したら、周囲にあるパウダーを回収してから乾燥させる。
パウダーの上の層はまだ接着されていないので、上からボンドを薄めた液を霧吹きを使って接着させる。線路などに接着剤がかからないように養生しておこう。
これで土手の部分とトンネル部分にパウダーが乗った。
でもまだこれは完成ではなく、この上にフォーリッジとかスタティックグラスなどで、草むらや芝生などを植えていき、さらに樹木を植え、よりリアルなものにしていくのだ。とにかく根気のいる作業がまだまだ続く。ふ〜〜。
それにしてもこの作業台。何とかしないとなと思う。これから先に使うパーツや工具などで、もう何がなんだか分からなくなっている。
一旦これらの整理整頓をしてから、この先の工程のことを考えることにしよう。
そうか、まだこの先こんなにたくさんやることがあるんだなあ、それにきっとまだ増えていくんだろうな。まだまだこの先は長いぞ〜。そう思うと、ここらでちょっと立ち止まってみることにした。
じつはジオラマ製作の毎日ばかりじゃ、ちょっときつくなってきたなと感じ始めたのだ。それにどうやらちょっと急ぎ過ぎたようだ。これからはアマチュア無線やギターの新曲や、ゆっくり本を読んだりするなど、他の楽しみも入れていこう。
ということで「しばらくお休みします!」と張り紙を出した。笑
自分にこうやって張り紙しないと、ついつい手を出してしまうからね。
これからはもっとゆっくりしたペースで、人生を歩いて行くことにしよう。りゅうじオジサンはそう思ったのである。