毎週木曜日の午後は会社でコーヒーを焙煎することにしている。焙煎量は100〜150gほど、焙煎時間は15分くらい、もちろん深煎りが定番だ。
焙煎はとても面白くて、その方法によって自由に味を変えられるのがいい。今日はあえて強火焙煎にして10分ほどで終えた。
ぼくの焙煎は表面に少し油分が出るくらいにしている(この後さらに油分が出てくる)。これくらい超深煎りで焙煎されたコーヒーはあまり販売されてないので、結局自分で焙煎することになる。
かれこれもう25年以上も焙煎しているので、今では自分の感覚を頼りに、火加減や時間の加減を見極めることができるようになった。今日も狙い通りの煎り加減だ。
え〜っと、そんなことを言うと焙煎ってむちゃくちゃ難しいと思われるよね。実はそんなことはなくて意外にもたいして難しくないのだよ。笑
焙煎を終え早速ドリップして飲んでみた。やっぱり旨い!!
焙煎のプロで「焙煎してすぐはあまりおいしくない」と言う人がいるけど、ぼくはそうは思わない。充分おいしく飲めると思うよ。
それは高い味覚のレベルでの比較の話であって、むしろ焙煎直後の味と2、3日おいた豆の味の違いを楽しむくらいの心の余裕が大切に思う。
だから「おいしくない」という表現じゃなくて、せめて「2、3日おくともっとおいしくなります」と言って欲しいな。プロならね。
それは置いといて、強火で短時間焙煎すると、その豆の特徴が前面に出てくるので、ときどきそういう方法で焙煎している。
今日の豆は「コスタリカ」、いわゆるスペシャルティコーヒーで、本当にバランスがよくて大好きな豆だ。これが短時間焙煎でよりコクと甘みが増して本当においしい!
いや〜、こういう自分好みのコーヒーが飲めるなんて、ホント幸せだなあ〜。こんなコロナ禍だからこそ、あなたもチャレンジしてみてはいかがだろうか。
ぞれにしてもこの「遠赤コーヒー焙煎キット」は発売してからもう23年以上もたった。生みの親として、爆発的にヒットするより、長く売れ続ける商品であって欲しいなと願っている。そして愛用してくださっている、多くのユーザーのみなさんには心から感謝していますよ。