先日「久しぶりにOYAYUBI COFFEEを飲んでみた」でペルー・アンデス・ブルーを初めて飲んで、その香りと甘味そして酸味のバランスがよく、とてもおいしかった。
そこで自分でも焙煎してみようと思ってペルー産のコーヒー豆を調べていた。すると「ペルー・マチュピチュ」という豆を見つけたのだ。
これってあの有名なマチュピチュがその産地なのだろうか?
見つけたのはアマゾンだったんだけど、販売元の茜珈琲のサイトでもう少し詳しく調べてみることにした。すると次のような説明があった。
『このコーヒーはマチュピチュ遺跡南部にあるクスコ地区で、マチュピチュ遺跡発見100年を記念して作られました。決して大きくは無い収穫エリアですが、昔からの自然が残る、標高1,200~1,500mの所で栽培されています』
と書かれている。クスコ地区はマチュピチュから南東70キロほどの所にある高原地帯で、ここで栽培されているコーヒーということがわかった。価格は100g当たり450円なので、他の南米地区産と比べると2~3倍はするだろうか。
4月5日(火)、注文した生豆が届いたのでさっそく焙煎してみることにした。
いつものように愛用の「コーヒー焙煎キット」で焙煎する。狙いは中煎りだ。
この豆の特徴である甘味、酸味、香りを引き出すために、2ハゼが始まって少したった所で煎りを止めた。ほぼ狙い通りの焙煎ができた。
さあ、どんな味がするんだろう。さっそくドリップしてみよう。
な〜るほどね、ふわーっと甘い香りがするな。味もやっぱり甘味と軽い酸味がとてもよいバランスだ。これは優しい味でおいしい。
豆の産地や煎り加減を変えることで、いろんなコーヒーの味を楽しめるのが自家焙煎の良さだ。それにこれからはアイスコーヒーもおいしくなるよね。
さてこのブログを書いている今日は4月7日(木)、とても春らしい穏やかな天気になった。日課になっている午後の散歩が本当に気持ちいい。
今日のコースは近くの乙川沿いだ。河津桜がすっかり葉桜になって生い茂っている。川面を渡る風がなんとも心地よい。ここでずっとボーッとしていたい気分だ。
桜が終わると今度は堤防沿いにはいろんな花が咲いて、とても華やかになる。
どの花もみんな綺麗だなあ〜。癒やされるなあ〜、やっぱり春はいいなあ〜。
散歩から帰ってコーヒーを飲もうとした時にふと閃いた。先日焙煎した「ペルー マチュピチュ コーヒー」をさらに深く焙煎してみたらどんな味になるだろうか? 同じ豆でも焙煎度によって味がかなり変わるハズだ。
さっそく再度焙煎すること約5分ほどで深煎りしすぎない程度に仕上げた。
さっそくドリップして飲んでみた。
やっぱり甘味を感じるし酸味も感じるけど、これくらいの焙煎度になると苦みとコクが増して、とてもおいしくなった。うん、ぼくはこっちの方が好きだな。
コーヒーを焙煎することの楽しさはいろいろあるけど、世界中の産地の豆を味わうこと、そして焙煎度を変えることでより楽しみの幅が広がってくることだ。
さて、今日もお客さまからの電話でこのキットについての相談があった。一通りのアドバイスを終えると、このキットに出会ったお陰で毎日がとても楽しくなったと感謝の気持ちを伝えてくれた。
しかも自分だけではなく、焙煎した豆を知り合いにプレゼントすると、市販のコーヒーよりおいしいと喜んでくれたと楽しそうに語ってくれた。
このコーヒー焙煎キットが多くの人たちの喜びを生んでくれている。こういう声を聞くたびに、作ってよかったなあと心からそう思えるし、それがぼくの幸せでもある。