先日の「定年退職し半年たって気がついたこと」で「いくら定年後といえ、時間が無尽蔵にあるわけではない。だから限られた大切な時間をどう使えばいいのか、ちゃんと考えろ」と書いた。
そのことでずっと頭の中がモヤモヤしていた。「どうするリュウジ」。そこで今ぼくが楽しんでいる趣味を、これからどうするかをあらためて考えなおすことにした。
その前にぼくの主な趣味はだいたいこんな感じだ。
アマチュア無線
CWとFT8で海外交信、小型トランシーバーで移動運用、無線機器の製作
楽器
ピアノ、アコースティックギター、エレキギター、ウクレレ
DIY
鉄道模型、ミニチュアハウス、3Dプリンター、無線機器やPCの製作、部屋の改造
絵画
色えんぴつ画、ガラスペン画、水彩スケッチ、まんが絵
カメラ
D80、D7500、dp0他、カメラの操作、風景写真、PhotoShop、RAW現像
アクアリウム
水草栽培、熱帯魚飼育、水槽及び水質管理
アウトドア
移動運用、アウトドアグッズ集め、キャンプ
他にも読書、映画、JAZZ、パン作り、コーヒー焙煎、旅行 etc.
これらの趣味を限られた時間でどう楽しんでいくのか。そんなことは今まで考えたことはなくて、そのときそのときの思いつきでやってきた。
でもこれからは、行き当たりばったりではなく、この中で何をやるのか、さらには単に「楽器」とか「カメラ」とかカテゴリーを決めるのじゃなく、具体的に何をやるかをこの機会に考えることにした。つまりできるだけ絞り込むってことだ。
それを考え続けているうちに、その何をやるのかという答えは「これまでの自分の経験の中にあるのではないか? 」と思った。そこで過去のブログを見返しながら自分と会話しているうちに、だんだんそれがハッキリ見えてきた。
というわけで、今日から次の3つに絞って趣味を楽しむことにした。そして何をやるかをわかりやすくするために新しく3つのクラブを作った。
その前に、アクアリウムは可愛い魚たち、そして水草たちの世話をやめるわけにはいかないので、もちろんこのまま続けるよ。
① アマチュア無線「JA2WIG 移動運用ハムクラブ」
アマチュア無線は結論からいうと、固定運用から移動運用をメインにして楽しむことにした。これからは自宅でのアマチュア無線は殆どやらないということになる。
今回のことの発端となったFT8は数日前から運用をやめた。ところがCWに変えても、最近のコンディションは最悪で、ぼくの環境ではほとんど交信できない。
そこで、もう自宅からの運用はコンテストの時だけにしようと思う(とりあえずね)。そして運用の中心は移動運用1本にするけど、7MHzのコンディションは最悪なので、その状況をみながら出かけることになる。
メインになるのは車での移動で、ロケーションの良いところを探して50W運用する。
もちろん「たった2WのCW移動運用で新潟市と交信できた」のように、遠くまでいかなくても条件が整うと、こんな小さな2Wのトランシーバーでも交信ができるのだ。これが移動運用の楽しさなんだね。
さらにはこんなふうに、キャンプを楽しみながらの運用も計画していこうと思っている。
そして車での移動だけでなく、KX2を持って公園に行ったり山に登っての運用も考えている。身軽なのでどこでも楽しめるのがいい。
というわけで、当分の間はFT8をやめCWのみということになる。もちろんコンディションが上がってくれば自宅からのCWはやるよ。でもね、う〜ん正直いうと、もうFT8はいいやって感じかな。そのかわりこれからは他の趣味に時間をかけることにしよう。
なお、このアマチュア無線のクラブ名は「JA2WIG 移動運用ハムクラブ」と決まりました。コンディションが上がったら、いろんなところに出没しますのでよろしくです! ただ今クラブ員募集中!(ウソです)
② 「Marvel's Funny Company」MFC
ぼくはアコースティックギター、エレキギター、ピアノを演奏することがとても好きだ。そしてこれから何をするのかというと、その答えは「多重録音」だ。
例えば今練習している「渚のアデリーヌ」はとりあえずピアノだけで演奏できるようにする。これまでのピアノの練習はそこまでで終わりだった。でも「多重録音」が加わるともっと面白くなる。
ちなみに「渚のアデリーヌ」は有名な曲だからみんな知っているよね。もしこんなふうにオーケストラをバックに弾けたらいいなあって思った。
そこでこのバッキング・トラックの音をバックに、AudacityかGarageBandでぼくが弾くピアノを重ねる。そうすると一人でコンサートホールで演奏しているようなことができちゃうのだ。楽しいよねえ。ただ単にピアノが弾けるということより面白いよねえ。
実はこれは4年前に「おじさんは、エレキを始めるのだ〜♪」でチャレンジしかけていたことなんだけど、ぼくがエレキギターを始めようと思ったきっかけがこの動画だった。
そしてこのジェフさんがやっているみたいに、バッキング・トラックをバックに多重録音したら一人で楽しくバンドができると思った。
よし、試してみようと思って、実際にバッキングを聴きながらメロディを弾いてみた。
これはこのときに録音した音だ。まだ練習が足りないのでめちゃくちゃ下手くそだけど、こんなふうにまるでバンドみたいなことができるんだね。
さらにはこんなふうに録音しながら、iPhoneで録画もできるともっと楽しくなるのだ。
ちなみに使用する機材はそれぞれこういう構成になる。iPadにバッキング・トラックをダウンロードすることで、いろんな曲が演奏できるのだよ。
そして実際に試してみたのがこれ。ちなみにあくまで録画テストで、1時間くらいしか練習してないので下手なのは許してくれたまえ。
というわけで、これまでちょっとずつやりかけては中断してしまっていた多重録音を、もう一度チャレンジしようと思っている。そのクラブ名は「Marvel's Funny Company」MFCという。
ちなみに、ぼくは学生時代に4人でブルーグラスバンドをやっていて、そのバンド名が「Funny Company」だった。そこからもらった名前である。通称ファニカンで、とても楽しいバンドだった。
この古い動画の若者たちのようにぼくもブルーグラスを楽しんでいたのだよ。今でもこういうのを観るとたまらないほどいいなと思うのだ。
③ 「Ryu's おもしろ写真クラブ」
カメラという趣味は、どうしてもありきたりな花や景色の写真を撮ることが多い。それでもいろんなレンズを揃えたり、多くの手法を学んだりしてきた。基礎知識は大事だ。
カメラ好きな人は季節ごとにいろんなところに出かけて、それを写真に撮って額縁に入れて飾るのを楽しみにしている。そういうぼくも花の写真を撮ることが好きだよ。でもなんだかそれじゃ物足りない。
だからずっとそれ以外のジャンルを探し求めていた。今日は自分のブログを読み返してみたらそのヒントが見つかった。「HDR写真」と「ミニチュア ジオラマ風写真」だ。
このHDRという世界はこれまで時々遊び半分にやっていた。これは蒸気機関車ジュピター号のHDR写真だが、まるで絵のようだ。
これは「さあHDR写真を始めよう!」にそのことを書いているのでみて欲しいけど、せっかくやり始めていたのにそのままになっていた。
そしてこの写真は会社の倉庫を撮ったものだけど、HDR加工するとこんなふうに絵に描いたような写真に変わった。
これは一つの技法なんだけど、普通に撮った写真がより個性的で芸術的な1枚になるとても面白い世界だ。これをもっと突き詰めて本格的にチャレンジしてみようと思っている。
そしてもうひとつ「ミニチュア ジオラマ風写真」の世界もやってみたい。
これは3年前に撮ったiPhoneの「Photograph+ 一眼トイカメラ」を使ったミニチュア風の写真だ。これをさらにPhotoShopで色補正してみると、まるでミニチュアカーみたいで面白い写真ができあがる。
そして、これは今日撮った、ぼくの持っているカメラRX100M5Aのピクチャーエフェクトの「ミニチュアエフェクト」を使った写真だ。これをさらに色補正している。
そしてもう一枚もこれは同じく我が家のリビングルームから、真冬に雪が降った景色を「Photograph+ 一眼トイカメラ」で撮ったのだ。
そして他にも「チルトシフトスタジオ」というソフトを使う方法や、本格的にチルトレンズを使って撮る方法やもある。
例えばこの動画のようにチルトレンズを使うと、ミニチュア風の動画も撮影できる。このチルトレンズはミニチュア風の写真も撮れるけど、他にもいろんな使い方ができる優れものだ。面白いなあ。
ただしこのチルトレンズは、ぼくのカメラでは使えないので、カメラを新調しないといけない。この先どうするかは、とりあえず今できる範囲で楽しんでからにする。と言いながらすでに有力候補はあるけどね。
こんなふうにして、テーマが決まるとそれにあった風景や素材を求めて、その写真を撮るようになるから楽しさが増すのだね。
というわけで、これからは
① 「JA2WIG 移動運用ハムクラブ」
② 「Marvel's Funny Company」
③ 「Ryu's おもしろ写真クラブ」
という3つのクラブで楽しんでいくつもりだ。名前をつけるとなんだか楽しそうだね!
さてこれですべきことがハッキリしたので、迷うことなく時間を有意義に使っていくことができそうだ。ちょっとうれしい。
P.S.
