今日は坐骨神経痛のセルフメンテナンス(主に指圧)をじっくりやってみた。今まではせいぜい10分とか15分程度だったけど、あえて30分という長い時間やってみた。こりゃ驚いた。ぜんぜん効果が違う! その後は驚くほどスッキリして軽くなり、痛みがかなり消えてきた。これは新発見だ。
そのお陰でギターの練習もゆっくり楽しめた。30分弾いていても全然苦にならないぞ。
あっ、そうだと思って島村楽器で買ってきたエリクサー弦に交換することにした。じつはマスターの弦はリペアーから戻ってから、ずっと11ヶ月もの間、張りっぱなしで交換していなかった。しかも張ってあった弦はカワセの550円の安い弦なので劣化が早い。昨日のメイトンの比較すると実に冴えない音に感じていた。なので新しい良い弦に変えようと思って購入していた。
このElixir(エリクサー)のフォスファー・ブロンズタイプというのは、特殊な樹脂コーティングがされていることと、ブロンズでも特殊な合金が使われている。
このコーティングにより、弦を汗や体の油分、汚れから守り、腐食を防止するため、とても長持ちする。つまり、長い間よい音を出し続けることができるわけだ。値段は2,200円ほど(Amazonなら1,627円)で高いけど、それだけの価値はあるのでこの弦を使うことが多い。
ギターの弦交換はとても面倒なので、痛みがあるときはそんなことをしたいとは思えないんだけど、今日は痛みがとても少ない。「じゃあ、いつやるの? 今でしょ!」と迷わず作業にかかった。
弦を張り替えてさっそく弾いてみた。ぜんぜん違う〜〜(@_@)!!!
これが同じギターなのかと思うくらい、滅茶苦茶いい音だ。とても「きらびやかな音」。こんなことならもっと早く交換すれば良かったと後悔するくらい、すごいいい音になった。あまりにも嬉しくて、ずっと弾き続けていた。1時間くらいずっと。まるで坐骨神経痛であることを忘れるくらい夢中になって弾いた(いや、確かに痛みは消えていたのだ)。
もともと、このMasterは40年ほど前(年がバレるな)、大学生時代に東京神田「カワセ楽器」で作ってもらった特注ギターだ。その音には定評があって、マーチンのギターを徹底的に追求していた。とてもこだわりがあって、しかも頑固な異色のメーカーだった。だからやっぱいい音がするなあ。ひょっとしてメイトンにも負けないかもしれないなあ(ただ、ネックが厚すぎて弾きにくいのがちょっとね)。
というわけで、メイトンと共に復活したこのマスターによって、ぼくは若かった頃、熱かった頃のギター少年のような、あのワクワク感がどんどん戻って来た。「病は気から」というではないか。このワクワク感という「気」の連鎖で、坐骨神経痛を追い出してやろうと思う。いや、それにしても、ほんと30分の指圧、すごいなと思う!(@_@)