突然ですが…、
さて、みなさん、この木箱は一体なんでしょ〜か?
なんちゃって……。笑
実は、先日の「カメラは知的な遊びだ」というエントリーで、買おうかどうしようかと迷っていた、クラッシック ミニチュアカメラ MINOX DCC 5.1。やっぱり買った。その日の内にポチッた。
まずは化粧箱を開封すると、何が出てくるかというと、こんなりっぱな木箱が入っていた。まるで宝箱みたいだ。すんごいねえ、っていうか、ここまでやるMINOX社(ドイツ)の遊び心に拍手をおくりたい。
そして、木箱を開けると、フカフカのベットの上に、あの「MINOX DCC 5.1」様がくるまっていた。おお〜なんと美しいことか!カッコいいことか!「ようこそ、ぼくのところへ!」
付属品はリチウムイオンバッテリー、USBケーブル、電源アダプター(と言ってもヨーロッパ仕様なので使えない)。さっそくUSBケーブルで充電開始。
画素数は510万画素、128MBの内蔵メモリーを持ち、SDカードも使える。使える機能は多くはないが、ホワイトバランスも選べるし、露出補正もできる、デジタルズームは4倍、動画も撮れる。だからトイカメラとしてはけっこう優秀なんだよ。
ちなみに、このライカ風ミニチュアデジカメ「MINOX DCC 5.1」は2010年8月に発売されたもので、当初は47,250円で発売されていたが、今はすでに生産中止。ぼくはアマゾンで並行輸入品を17,980円で購入した。
これ、ホントにカッコいいなあ。クラッシックカメラのように、巻き上げレバー、巻き戻しノブ、アクセサリーシュー、シャッターダイヤル、セルフタイマーを備えている。でももちろん殆どギミックで使えるのはシャッターボダンだけ。笑
液晶モニターは2インチで、撮影中は常にモニターできるようになっている。モニターの右にある3つのボタンで、細かい設定をすることができる。小っちゃいので操作しにくいけどね。
ファインダーは殆ど使うことがないし、ちょっとでも軽くしたいので外しておこう。総重量は120グラムで、ファインダーが16グラム、これがないと104グラムなので、とても軽く感じる。
それと、セルフタイマーの下にある「5.1」という丸いシールは簡単に剥がれてしまう。でもこのシールがデザイン的にはライカっぽいと思うので、わざわざ接着剤でしっかり貼り直した。
どうだい、手に持つとこんな感じ。小っちゃくて可愛いよ。あまりにも小さくて、手からすべって落っことしちゃいそうなので、短いストラップもつけておいた。
ちなみに、この写真(Wikipediaより)がモデルとなったライカM3だ。カッコいいけど、何かものすごいオーラを感じるねえ。さすがカメラ好きならだれもが憧れるライカだねえ。
さてと、じゃあ MINOX DCC 5.1で実際に撮ってみようかね。
一枚目の写真は無線室のようす。実際よりだいぶ暗い感じになるけど、悪くはないな。
もちろん、オートフォーカスなどあるわけもないし、焦点深度範囲:0.5m, 1m, ∞ で大雑把に焦点距離を合わせるだけというアバウトさ。それにシャッターが小さすぎるので押すときに手ぶれしてしまいやすい。これはかなり慣れが必要かもしれない。だから、セルフタイマー(10秒)を使うと安心だ。
これは会社の前にあるマンションの写真。画質の荒さが際立っている。笑
最初から期待していないから、こんなもんだよね。
フォトショップでこれくらいにはなるので、ちょっとはましになるかなあ。
これは部屋から撮った写真。なんだかノスタルジックな感じさえ出てる。まあ、これも悪くはないなあと思ってしまう。
これもフォトショップを使うとそれなりのものになるかな。
ということで、最初から画質のことなんかぼくは期待していないから、こんなもんでもいい。それよりも今日一日使ってみて感じたことは、このカメラの存在感だ。愛着感だ。いつもこいつを持っていて、面白いことがあったらすぐにパチッと撮る。そういう相棒としてのカメラなんだと思う。
意識することなく、毎日の出来事をこのカメラでどんどん撮って行こうと思っている。意外に面白い写真が撮れるような気がするなあ。
それに、孫が小学生になったら、「トイカメラ」としてプレゼントしてもいいかなあ、なんて思う。ぼくが小学生のときに、カメラで写真を撮っていたことを話してやりたいなあ。