19年ぶりにカムバックを果たしたアマチュア無線なんだけど、この長いブランクの間にこんなに楽しい世界になっていたとは、本当に驚きと同時に青春に返ったように知識欲が湧いて、毎日わくわくしっぱなしだ。
というのもインターネットの普及やパソコンとの連動で、いろんなことができるようになったということ。
例えば、上の写真のようにパソコンで無線機をコントロールできるソフトがある。周波数を変える時、普通は無線機のメインダイヤルをくるくる回して移動するんだけど、マウスで飛びたいところをクリックすると、すぐにそこに飛んでいっちゃうんだよね。しかも、デザインが秀逸だ!
他にもこんなソフトがある。CW(モールス)を画面上で文字に翻訳してくれる。しかも、近い周波数に強い信号があると、自動追尾して変換してくれる。送信もパソコンに文字を入れるとCWで送信しちゃう。え!? そんなじゃ、自分でモールスを練習してパドルで打ったり、耳で聞いて読み取るなんてことしなくていいじゃないか。
まあでも、それじゃ面白くないので、こういうのもあるよってことなんだけどね。やっぱり最終的には自分の技能を磨くことに意味がある。
さらにはこんなソフトもある。ログ(交信記録)を取るソフトと連動して、外国の局を受信したらそのコールサインを入れると、世界地図にプロットしてくれる。ぼくはコールサインを聞いてもどこの国かさっぱりわからないので、本当に助かる。同時に無線機と連動しているので、ログブックに周波数とコールサインも自動的に記録してくれちゃう。すごいよなあ。
と、言っても、まだ外国の局と交信できるレベルにはない。だから、将来の楽しみってことね。
まー、そんないろいろ楽しみがいっぱいの世界なんだけど、交信した局とQSLカードを交換しあう楽しみもある。僕のカードはとりあえず、手作りカヤックの写真を背景に使ってみた。こういうのも何だか楽しいよね。
そして、部屋のドアには「アマチュア無線局 JA2WIG」というプレートを貼ってみた。たかがこんなことなんだけど、なんだか楽しいと思える。
でも、こんなもんじゃないよ。まだまだものすごい、いろんな楽しみがこのアマチュア無線にはあるんだからね。
いま、おじさんは第2の青春を大いに楽しんでいるのだ。