今日も7、10、14、18、21、28MHz、それぞれのバンドのCWとFT8のワッチから始めよう。う〜ん、やっぱり14MHzのFT8しかDXは聞こえてこないなあ。
今日もだめかなと思っていたが、珍しくアフリカの南の果て、ケープタウンだったり、同じく西海岸のモーリタニアとか、普段入感しない所からも聞こえてきた。もちろんさっそくコールしたんだけど、まったく相手には届かなかった。
一旦夕食を終えてから無線室に戻り、しばらくワッチをしていると8J1RLからのCQが入感してきた。このコールサインを聞いて身体が反応しないわけがない。あの南極昭和基地の無線局だ。以前もトライしたけどまったくコールバックがなかった。というか、あまりにも遠いところなので、期待はしていないんだけどね。
さすがに特別な局なので、世界中からコールされている。ぼくのベランダからのショボいモービルホイップアンテナ(リトルターヒル)で交信できる確率はまさに奇跡的なことだと思う。
「8J1RL JA2WIG -14」とにかくあきらめずにコールすること24回。う〜んやっぱこりゃ無理だな。もうやめよかなと思ったその瞬間、「JA2WIG 8J1RL R-16」とコールバックがあった(@_@) 。うそだろ!?と思ってしまった。
興奮しながらも、落ち着いて「RR73(了解しました、さようなら)」を送る。でも、向こうから最後の「73」がこないと、こちらのレポートを確認したことにならないので、交信は成立しない(とぼくは思っている)。実際にこういうことはよくあることで、途中で電波の状態が急に悪くなって交信が途絶えることもある。
返ってくるまでの15秒間、緊張しながら待つ。そして無事「73(さようなら)」を受け取った。ふ〜〜。そしてHamLog(ログブック)に無事、記念すべきコールサインが記帳された。
というわけで、南極昭和基地「8J1RL」との交信を達成することができた。その距離はなんと13,898 km。遙か遠くの、あの南極大陸までぼくの電波が飛んでいったんだよね。すんごいことだなあってあらためて思う。そして、厳しい環境の中でこんなふうにサービスしてくれている隊員の人たちに感謝したい。どうもありがとう〜〜!
さあ、今日は交信達成の乾杯しようかね(笑)