毎日KX2でCW交信をするようになって、それはとても楽しいことなんだけど、いつも多くの局がQRVしているわけではない。だから交信相手を探すのにとても時間がかかることがある。ゆえにVFOノブを何回もクルクル回し続けることになるのだね。
これは魚がいない場所で釣りをしているのと同じじゃないか。なんだかこれは時間の無駄だなあと思うので、FTDX3000とHDSDRを起動させて、バンド内のようすをワッチしながらやることがある。
今日はいつものワッチ周波数がまったく聞こえてこない。そこでHDSDRで様子みることにした。するとどうやら「KCJコンテスト」が開催されているようで、7.010MHz以上でコンテストの参加局がギッシリQRVしている。逆に下の方でコンテストに参加していない局は殆どなさそうだ。こりゃみつからないはずだわ。
それでもこうしてワッチしていると、ときどき下の方で信号が見える。すかさずその周波数にあわせてみると、コンテスト参加局ではないようなので、KX2に切り替えてコールしてみた。なんとかJR4QED/1と交信完了。
それにしても、こんなふうに「電波の状態が目で見える」のはとてもいいことで、楽しみが大きく広がっていく。
以前紹介したこの動画のようにKX2でも「Win4K3Suite」と「MFJ-1708」と「SDRPlay」を組み合わせれば、こんな面白いことができるようだ。ぜひ近い将来にチャレンジしてみようと思う。
さて、今日はその前に試してみたいことがある。音声信号だけを使ってKX2でCWSkimmerを動かしてみたいのだ。音声信号だけだと帯域は3kHzと狭いけど、これが実践運用で使えるものかどうかだね。
接続は簡単。KX2のPHONESからパソコンのマイク端子に、KX2のMICからパソコンの音声出力端子へ、そしてKX2のACC端子からパソコンのUSBヘと接続する。それからPHONESからは二股を使って外部スピーカーにもつないでいる。
CATはPort COM 5、そしてBaud rateは38400にセット。
Radioは3kHzを選ぶ。たったこれだけ。
さっそく受信してみると、ちゃんと信号が見えた。
でもやっぱ帯域幅が3kHzだと狭すぎるなあ。これじゃほんの一部しか見えないのであんまり使えそうもない。。。やっぱりCWSkimmerはSDRPlayとHDSDRとの組み合わせでより威力を発揮することがわかった。
こうしてKX2を使っていろんなことを試してきたけど、こんな小さなトランシーバなのにやれることがまだいっぱいありそうだよ。
次にやったみたいと思うことは、KX2でFT8の運用をすることだ。SignaLinkは持っているので、これをどう使いこなすかだね。
そしてこの動画を観ていて、ぼくはすぐに何とも言えない気持ちになった。森の香り、澄んだ空気、鳥のさえずり、ここはそんなことを身体で感じられる素敵な場所だ。いつかこんなところで、のんびりKX2を楽しむことができたらいいなあ。そう思うよね、