今日は2ヶ月に一回、JARL経由で送られてくるQSLカード(交信証明書)が届いた。これはアマチュア無線をやっている人の楽しみの一つでもある。
それぞれの無線局は、「交信しましたよ」という証明に、相手のコールサイン・交信日時・周波数・運用モード、そして受信情報のRSTリポートなどを記入したカード送りあう。
ただ、そういう事務的な情報を記入して送るだけではなく、カードの裏面にはそれぞれの無線局の個性的なデザインがされていて、それを見るのが楽しみにもなっている。
この写真は日本の記念運用局のものだ。これはコールサインの一字目が「8」で始まるもので、各地のいろんな記念の局を設けて運用している。
例えば「8N3HC/3」は姫路城の修理が終わったことを記念して運用されている局。「8J6DON」は博多どんたく港まつりの記念局というわけだ。受け取った殆どがCW運用のものだけど、知らないうちにこんなにたくさん集まっていた。
そして、こちらは海外の無線局からのQSLカードで、それぞれの国の美しい景色だったり、民族衣装だったり、歴史的なものだったりいろいろあって、とても面白いなと思う。
ちなみにぼくのQSLカードは、ベニヤ板で作った自作のシーカヤックの、完成記念をカードにしてみたものだ。でも、そろそろ新しいQSLカードを作ろうかなと思っているけどね。
ただし、このQSLカードの交換は義務ではないので、必ず届くというものではない。それに国内交信を聞いていると、「QSLカードの交換はされますか?」とか、「ノーQSLでお願いします」というやりとりを聞くことが多いけど、ぼくがやっているDXのCWやJT8では、いちいちQSLカードの交換をどうするかは話題にしない。
つまり、カードを交換するかどうか、それは「あなたの自由です」というような暗黙のルールがあるように思うし、ぼくは全て送るものだと思っている。送付の方法もJARLなどのビューロー経由だったり、直接郵送だったり、また紙のカードでなくて、eQSLのようにネット上での交換もある。ただ、やっぱり手に取れる紙のカードのほうがやっぱり嬉しいよね。
DXCCなどのアワードを狙っている人たちは、このカードを集めるのが重要なんだけど、ぼくはそれを目指していないので、世界は広いなあとか、こんなところがあるんだなとか、届いたカードを作った人の想いを感じながら見るのが好きだ。
さて、今日の運用だけど、このところの伝搬状況はいまだによくないので、CWでの交信は期待できない。なのでどうしてもFT8、しかも14MHzでの運用がメインになっている。
それでもやっぱり中国、ロシアを中心としたアジア地域からの局が多いが、状況がいいと北米、ヨーロッパからの電波も届いてくる。PSKレポータでモニターしていると、どこからの電波が飛んできて、自分の電波がどこまで届いているかがわかる。
さっそく、アメリカW4UAT局のCQを確認したので、すかさずコールするとすぐにコールバックがあった。カリフォルニア州リバモアという町に住んでいる、チャールズさんと交信ができた。コールバックありがとう!
FT8ではこれらのことをどんなふうにやっているのか、文字と写真だけだとわかりにくいよね。YouTubeで探してみたけど、わかりやすいのがなかったので、機会があれば、実際に運用しているところを、動画に撮ってアップしてみようかなと思う。