今まで忙しい日が続いていたので、ずっと無線機の電源スイッチを入れることもなく終わっていた。好きなことができないと、なんだかムズムズしてくる。
今日は久ぶりにワッチだけでもしてみようと、FTDX-3000の電源を入れて、14MHz帯のFT8を覗いてみた。すると今日はコンディションがいいらしい、ヨーロッパを中心にたくさんの局から信号が届いている。
さっそくイングランド、ハンガリー、イタリアの局をコールするが、どうもコールバックがない。う〜〜ん、ぼくの電波を受け取っている局もたくさんあるのに、なかなかマッチングしないな。
ウェールズからMW3FLI局がCQを出している。よし、コールしよう! 何回かコールするとようやくコールバックがあった。久しぶりのFT8での交信だった。なんだか楽しい♪
しばらくワッチを続けると、今度はOE3FVU局がCQを出している。「オーストリア」からだ。「オーストラリア」じゃないよ、「オーストリア」だよ(くどいぞ)。ここは初めての国になる。何としてでも交信したい。
何度もコールするが残念ながらコールバックなし。すると一旦見えなくなってしまったので、他の局をコールしていたが、しばらくするとまたOE3FVU局がCQを出している。すぐさま何度もコールすると、今度はJA2WIGをコールしてきた。ぼくのコールサインだ。
His:-11 My:-24とかなりギリギリで受けてくれていた。無事交信できてホッとした。
これがOE3FVU局のQRZのページだ。海外の局の多くはビッグアンテナを持っていて、ぼくのようなショボい電波も拾ってくれるんだよ。
そして、彼のログブックを見てみると、ちゃんとぼくのコールサイン「JA2WIG」が載っている(2回? 確かに1回途切れたけど、それも記録されてる)。なんか嬉しい。
その後、またもやCT1FMX局がCQを出していた。お〜!こちらも珍しい「ポルトガル」からだぞ〜。この国も初めてになる。さっそくコールをし続ける。今度ばかりは諦めずにコールする。その数は10回じゃきかない。とにかく、コールバックがあるまでコールするつもりだった。
これを逃がしたら当分の間チャンスがない。先のオーストリアもそうだけど、ポルトガルのアマチュア無線人口はとても少ないので、交信できる機会がもの凄く少ないのだ。
何度目かのコールの後にやっとコールバックがあった! そして無事交信することができた。His:-03 My:-05とやっぱりビッグアンテナのお陰だ。
さて、今回もそうだったけど、FT8の交信はお互いの「73」で締めくくって終わる。ところが、時々あるけど不安定なときは、この最後の「73」が戻ってこないことがある。
さて、これは交信の成立か否かという問題だ。「JT65やFT8で交信成立とみなすタイミングは?」というあるブログに書かれているので見てみよう。アンケートが載っていたが、最後の「73」交換がなくても、
・相手のレポートを受け取って、こちらからRレポートを送ったら交信成立と思っている人が32%いる。
・RRRを受信し73を送信したら交信成立と持っている人が34%いる。
・ぼくはどちらかというと、後の方だ。相手がこちらのRレポートを受け取ってくれたかどうかが分からないと、交信成立したとは思わない。というか気持ちが悪い。
実際にこの定義とか決まりは特にないようだけど、なかなか難しい問題だよね。
さて、今日のオーストリアとポルトガルにシールを貼ろう(最初は赤い色だったけど、どんどん色あせてる)。これで2カントリーが増えたが、ヨーロッパでは残り少なくなってきた。これで94カントリーになったのかな。これから少しずつコンディションが良くなっていってくれればいいのだが。ちなみに今日の黒点数も「ゼロ」だった。