アマチュア無線

KX2 + MFJ-1708B SDR  + SDRPlay  + Win4K3

2020年11月6日

3ヶ月ほど前に始めた「KX2 + MFJ-1708B SDR  + SDRPlay  + Win4K3 ~ CW運用プロジェクト」。このことは「KX2 ~ Win4K3 ついにできた!」でこれまでの経緯を書いた。

簡単に何をやったかと言うと、SDRでCWの信号を可視化して、「スムーズに交信相手を見つけること」ができるようにすることだった。可視化そのものはHDSDRやSDRunoというソフトを前から使っていて、それでも充分だった。

でもYouTubeで偶然出会ったこの動画を観て、どうしてもこれを実現させたくなってしまったのだ。B型オジサンは止まりません。笑

とにかく情報が何もない。しかもここにある切替器「MFJ-1708」は古いタイプで最新のMFJ-1708B SDRの情報はない。そこでこのWin4K3というソフトの開発者Tomさんや、KX2のエレクラフト社のRobさん、そして日本の取扱店RPJさんにいろいろ問い合わせをして、情報を集めまくった。

ホントに情報がないので始めは手探りの状態だった。そのことは先ほどのブログに書いた。でもそこにはまだ書いていないけど、最後の最後に予想もつかないことがあった。そのことを今日は書いてみる。

これが苦労して手に入れた送受信の切替を行う「MFJ-1708B SDR」だ。これを使って、1つのアンテナで送信と受信を切替ながらKX2とアンテナを制御する。上部にある「CTRL」にはKX2からのPTT信号を得て送受信の切替をするようになっている。

これはこれまでに集めた情報を元に、それぞれの接続方法を図にしたものだ。これを見せてエレクラフト社やRPJ社に相談していた。

そしてこれが今回実際に接続した全体の接続写真になる。まずはそれぞれの詳細を説明しよう。

KX2ACBL:KX2のACC端子からパソコンのUSB側とMFJ-1708B SDRのAUXに分岐させるもの($9.95 + 送料$28.75 = $38.70 USD)
E980232_ACC2 IO Cable Module:KX2ACBLとMFJ-1708B SDRをつなぐもの($15.95 + 送料$28.75 = $44.70 USD)
③ KX2 ACCケーブル:もともとKX2に付属しているもので、KX2のACC端子とパソコンのUSBを接続するケーブル
④ RG58ケーブル SMAP(オス)端子付き :MFJ-1708B-SDRとRSP2を結ぶのケーブルでRPJさんより購入(¥1,700)
⑤ 同軸ケーブル:KX2のアンテナ端子とMFJ-1708B SDRをつなぐもの
⑥ USBケーブル:SDRPlayとパソコンを接続するもの
⑦ 同軸ケーブル:MFJ-1708B SDRとアンテナをつなぐもの

……と、ここまでは本当にいろいろあったけど、なんとかやっとここにたどり着けた。でもやっとここまで来たのに、嬉しいというよりむしろ脱力感しかなかった。

そして最後の最後に予想外の問題に突き当たった。「なんてこった!」……と言ってもこれはぼくにとっての問題ということで、こんなことは別に問題にならないという人もいっぱいいると思う。でも、ぼくはこれが致命的だった。

それは何かということを実際に使っている短い動画でご覧いただこう。(実際の交信ではなく試験電波)

他の人はこれを観てどう思ったかなあ?
要するに送受信の切替のリレー音がデカすぎるのだ。リレー音というのはもちろん「カチッカチッ」と音がするものだというのは分かっているけど、それにしてもこれはデカすぎる。

ぼくの場合は周りに迷惑をかけないように、普段でも音を絞って交信している。CWやFT8の運用で何がいいかというと、その理由の一つは静かに交信ができることだと思っている。

でもこれだけデカい音だと使えない。「便利ならいいではないか」と簡単に割り切れる問題ではないのだ。さてどうしようかなあ?

方法としては遮音ボックスを作って、その中に入れる方法しかないだろう。でもそれは簡単なことではない。かと言って何もせずに「無理だ」と決めつけるのもどうかと思う。まずはDIYにチャレンジしてみよう。

その上でうまく行かない場合は、もう一つの方法がある。それはこのリレー音が小さい切替器を見つけたからだ。

このDXエンジニアリングの「DXE-RTR-2」という切替器はいろいろ優れものらしい。そこで直接DXエンジニアリング社にメールで問い合わせをしてみた。ぼくがどんな使い方をしようとしているのか、そしてMFJ-1708B SDRのリレー音の大きいことで困っていることなど。

すると担当のRodさんがいろいろ教えてくれた。音はとても静かだということ。そしてKX2とSDRを使用する場合は別に「スプリッター(DXE-SC-50)」が必要になるということだった。

ぼくはノートにこれらの接続方法を書いて、Rodさんに送った。こういう使い方でよいですか?と。

Rodさんはこれで良いと。そして現在使っているMFJ-1708B SDRとKX2で動作は問題ないということなら、この「DXE-RTR-2」は問題なく動作するだろうということなど、親切にアドバイスしてくれた。

これらのコストは
DXE-RTR-2:$249.99
DXE-SC-50:$94.99
UPS Expedited:$54.10
合計:$399.08(¥41,624)
でMFJ切替器の倍になる。さて、どうするかだな?

まず、遮音については調べてみるが、ケーブル類がたくさんあるため、それらを通す穴の隙間から音が漏れてしまうだろう。ケーブル類を他では使用せずに、MFJ専用にして隙間も完全に埋めるというなら別だが、なかなか難関だな。でも考えてみたい。

そして次の選択肢は、というより後退することになるけど「手動式」のやり方がある。

以前MFJ切替器がないときは、アンテナ切替器を手動で切り替えて、アンテナからの信号をSDRPlayに送って、そこからパソコンのHDSDRでワッチする。これは魚探といっしょで、どこらへんに運用している局がいるかがわかる。

そして、今度はアンテナ切替器をKX側に切り替えて、その周波数にKX2を合わせて、実際の交信をするというやり方だった。MFJ切替器があればその切替は手動でやらなくてもよくなるということだね。

でもやっぱり一度でもMFJ切替器を使ってしまうと、手動ってのはどうもねえ。面倒だよねえ。

ということで、遮音ボックスがうまくいくのか、それともDXE-RTR-2の方向に向かうか。さてどうするかだな。それにしてもこれだけ遠回りして、その結果が約3万6千円の無駄使いというのでは、悔しすぎないか? う〜〜む。(-_-)

というか、SDRがそんなに重要だとしたら、こんな遠回りするより、IC-705を買えば「無駄な投資や時間」が省けて良かったじゃんって話だよね。

でも、それはちょっと違うような気がする。今何が重要なのか、何をしたいのか、自分にとってアマチュア無線とは何なのか。そんなことを自分に問えってことだろうなあ。

 

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