「Zショーティー」というZゲージの小さなスターターセットを購入したが、さすがにこれだけでは貧素すぎる。そこでさらに「情景セット」を追加してジオラマ作りを始めることにした。
完成するとこんな感じになる。山の上に牧場があったり、山の斜面に木を植えたり、お店があったり、道路に遮断機があり車も止まっている。ごく簡単なものだけれど、不思議なことにここには暖かみのあるドラマが見える。
なるほどね、これはあくまでもキットだけど、実際に自分が作るジオラマには、ぼくのドラマを表現する世界になる。それがジオラマ作りの面白さだろうということがわかった。
セットにはあらかじめ材料がいろいろ用意されているので、とても作りやすい。ジオラマ作りは全くの初めてなので、一つひとつ勉強しながら進めていきたいと思う。
まずは、接着剤作りからだ。「木工ボンド水溶液」と言われるもので、木工ボンド1:水2の割合で溶かし、これに中性洗剤を1,2滴入れる。
これはフィルムケースの中に入れて密封しておく。最近ではこのフィルムケースは珍しいものになってしまったけど、ぼくは水彩スケッチにでかけるときは、これに水を入れて持ち運んで使っている。
この接着剤はスポイトや綿棒など、使う場所によって塗布するときに使い分ける。
さて、作業の前にやっておくのは「マスキングテープ」を線路の上に貼ることからだ。これは線路が汚れるのを防ぐためで、こんなことでも楽しい。
次にバラストを均等にまいていく。
そしてバラストにスポイトを使って、接着剤を浸透させ固定させる。
バラスト全体に接着剤を浸透させたら、1〜2日ほどおいて乾燥させる。
2日目。
バラストが乾燥したので、アクリルペイントの茶色を使って、線路の周りに着色していく。筆よりも綿棒の方が使いやすいと思う。あ〜、楽しいぞ♪
全体にこんな感じで塗りおえたが、接着剤の影響だろうか、全体に光沢があるのが気になる。接着剤をたくさん使いすぎたのか、もっと乾燥させるといいのだろうか。それとも少し速乾木工ボンドも混ぜたからだろうか?
次に線路の回りに草を生やしていく。これがその材料なんだけど、スポンジ状のフワフワの粉を使う。接着剤に浸ける方法とかいろいろあるらしい。
ぼくは地面に綿棒で接着剤を少し多めに塗ってから、草の粉をまいていった。そしてよりリアルにするために、2種類のものを使った。
さらに一部分だけ、ここに接着剤をスポイトでたらして、乾燥したらどうなるかを試すことにした。
というわけで、今日はここまでにしよう。
こんな小さいジオラマだけど、やっぱり物を作るのは楽しいなと思う。
最近はYouTubeでいろんな人のジオラマ製作のようすを観ることが多い。みんないろいろ工夫してやってるのがいいなあ。早くぼくも本格的なジオラマ製作に入りたいところだけど、その前にいろいろ勉強するところから始めようと思う。