さあ、これからLCDコントローラー、ヒートベッド、電源ユニット、電装品の組立てに入る。いよいよ最後の直線に向かう第4コーナーだ。
まずはLCDコントローラー、これはユニットを組み込んでフレームに取り付けるだけなのですぐに終わった。
次はヒートベッドの組み立てだ。左にある黒い板が「ヒートベッド」と言われるもので、溶けたABSが出力された後、そのままだと冷めて熱収縮が発生してしまう。
そこでプリントベッドを温めて、熱収縮を抑制するということらしい。なるほどね。
組み立てたヒートベッドを均等に9カ所のビスで組み付ける。そしていくつかの確認事項を行う。とにかく工程ごとにチェック・チェック・チェック。
次は電源ユニットを本体に取り付ける。
そして電源ユニットから電装品に電気を供給するための配線を行う。
次に電装品の組み立てを行うために、まずはプリント基板をケースにおさめる。この基板はこの3Dプリンターの頭脳であり司令塔にあたる重要な部分だ。
そして、本体を裏返してケーブル類をひとまとめにして、結束バンドでシャーシに固定する。このあたりの結束方法が説明書だとどうもわかりにくい。
そこで思い出したのがフランクさんの動画だ。
フランクさんは組み立てる工程の全てを動画で説明してくれている。最初から説明書じゃなくてこの動画で作っていけば良かったと思う。
実際にこの部分の動画をみて、すぐにモーターの向きが違っていることに気が付いて、修正することができた。良かったな。
その後の作業は説明書はやめて、全てこの動画を頼りに作っていった。
さあ、ここからは電装品の内部の配線になる。
まずは、電源ユニットからのケーブルをプラスマイナスを間違えないように接続する。
次に、この図のように15箇所のコネクタへ間違えないように慎重に接続をしていく。
こんなふうに、とても狭い所に入り組んだケーブルを間違えないようにというのは、かなり神経を使うがなんとか接続を完了させた。最後に再チェックは怠らない。
こうして最後の工程、スプールホルダーを取り付けて無事終了した。完成したね。
何人かの実際に作った人のブログを見ると、8時間ほどでできたと書いてあったけど、ぼくは倍以上かかったかな。あのトラブルがなかったとしても普通の人ならもっと時間がかかるのでは?
それに、ぼくはこのプリンターの仕組みを理解したかったので、ただ組み立てるというより、じっくり観察したかった。それでいいと思う。
このブログでは簡単に少ない写真と説明で書いたけど、実際はものすごく細かい作業の連続で、予想以上に大変な作業に感じた。ただ、それでも作ることの楽しさは堪能できたと思う。
それより一番良かったことは、自作したことで、この3Dプリンターの構造や仕組みを理解できたことだと思う。完成品を買ったらここまで理解することはなかっただろう。
さて、これで完成したからといってすぐに使えるわけではない。これからセットアップをする必要がある。こんな親切な動画もあるので安心だ。
これはまた週末にゆっくりやることにしよう。もちろん、これを使いこなすためのソフトウェアも勉強しないといけないし、こりゃいろいろ大変だ。でも先の楽しみはいっぱいあるよね。
最後にこれを見て自分も作ろうと思った人に一言。
実際の製作はあの分厚い説明書じゃなくて、「フランクさんの動画」を観て作ることを強くおすすめする。
文字や図だけではそれぞれの解釈によって間違いやすい。でも動画ならとてもわかりやすくて、細かいコツまで教えてくれる。
さらには、字幕を入れて自動翻訳を日本語にすると完璧だ。ぼくも最初からこれを観ていればあのミスはなかっただろうにね。
さて、こうして鉄道模型を始めることになって、レイアウト製作の途中から、なぜか3Dプリンターの製作に寄り道してしまった。
たぶん、これから3Dプリンターで自作トランシーバのケースを作るだろうし、鉄道模型のパーツ作りで何ができるのかを模索することになるのだと思う。
いつになったら、本線に戻れるのだろうかね。う〜ん、自分でもわからん。(-_-)
「Prusa i3 MK3S」の組立て(1日目)
「Prusa i3 MK3S」の組立て(大ピンチの2日目)
「Prusa i3 MK3S」の組立て(気になる3日目)
そして今日の「Prusa i3 MK3S」の組立て(ついに完成!4日目)に続く
セットアップでエラーの連続だぜ (-_-;)