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「 物買って来る 自分買って来る 」

今日からピアノの練習スタイルを変えることにした

NHKの「空港ピアノ・駅ピアノ」で感動したのをきっかけにピアノを始めてから1年と10ヶ月たった。そのピアノの練習スタイルを今日から少しあらためることにした。

その理由はもうすぐ2年になるのに、自分でピアノがうまくなったなあ、ピアノが楽しくて仕方がないなあと実感することがあまりなくなったからだ。ありがちなことだよね。

今の練習スタイルは、これまでギターで学んできた方法でステップ・バイ・ステップに仕上げていく。時間も日によって気分次第で10分だったり、1時間だったりまちまちだ。

とはいえ、練習は3曲(フォレスト・ガンプ、春よ来い、渚のアデリーヌ)を間違えないで弾けるようにする、ということしかやっていなかったかなあ。まあ、それでも続けていくことで、少しずつ進歩していったと思う。

どこかで発表するわけではないし、趣味で楽しみとしてやっていることなんだから、こんなふうにマイペースでやっていけばいいと思っていた。でもホントにこんなんでいいんだろかと思い始めていたのだね。

YouTubeで「ピアノの練習時間」で検索すると先生によって「1時間してほしいけど、最低でも30分以上」、「最低30分以上」、「時間より質が大切」といろいろだった。

そして多くの先生は1時間と決めるのがいいという。タイマーをセットするといいということも教えてくれた。なるほど!

さらに練習の半分は基礎練習をすることだと教えてくれた。この練習は確実にレベルを上げることができる。たとえポップスやジャズをやりたいと思っていてもやるべきだと。

そこで以前購入した「メトードローズ・ピアノ教則本」を引っ張り出して、練習を始めたんだけど、正直いってこれは面白くない、楽しくない。

新しいピアノ教則本を買った

そこで「おすすめのピアノ教則本」でいろいろ調べると「バイエル」と「ブルグミュラー 25の練習曲」をあげる人が多かった。この教則本は「いろんな奏法と表現力を学べる教材」だとも教えてくれた。

つまりは、ただピアノの技術を磨くだけじゃなく、大切なのはピアノでの表現力をつけることなんだという。なるほど! よし、この教則本を買うことにしよう!

ちなみに、これらの曲はすでに著作権が切れているので、無料でPDFをダウンロードすることができる。でもぼくはそれぞれの曲の解説を読みたかったのだ。

さっそく届いた「ブルグミュラー 25の練習曲」。もっと自由に!もっと楽しく!と書いてある。そして個性あふれる生き生きとした表現をめざそう!とも書いてあるぞ。

その解説も読んでみると面白い。1曲目の「素直」については「素直って、どんなイメージ?」とか「スラーにはいろいろな意味がある」とか、そういうことまで書いてあるぞ。

なるほどねえ。今までずっとピアノの練習をしていたんだけど、ただ「間違えないように弾けるようになりたい」ということだけを目指していたような気がするなあ。

こんなふうにピアノの表現の仕方のことまで考えると、これまでと目線の高さが変わってきて、ピアノの楽しさが広がっていきそうだ。

というわけで、いつものように「耳コピ目コピ」から始めることにした。ぼくがギターやピアノで新しい曲に挑戦するときは、必ずこの方法から入ることにしている。

目をつむれば、ピアノの鍵盤が浮かんできて、実際に弾いているようなイメージができるまで繰り返して観て聴くのだ。そして次に楽譜を見ながら曲を聴く、これを繰り返す。

そしてもういいなと思った時に鍵盤に向かうのだ。いきなり楽譜を見ながら練習を始めようとするとすぐに挫折してしまう。挫折しなくてもぜんぜん楽しくないからだ。

そして今日からこの「春よ、来い」も次のステージに上がることにした。
これまでは前奏が終わったら、右手はほとんど主旋律の1音だけを弾く練習をしていた。これができるようになったので、今日から次のステージに上げていく。

こんなふうに右手も楽譜の通りいろんな音を足して弾くようにするのだ。これはけっこう難しいよ。でもこうすることでこの曲の素晴らしさがより増してくるんだね。

新しいピアノ音源を買った

そして以前「お気に入りのピアノ音源を探す旅」で書いたピアノ音源のことだけど、このときに僕が選んだのは「SYNCHRON FAZIOLI F308」だった。

いろんな音源を比較してみて、とにかく今のYAMAHA P-121よりこの素晴らしい音で弾いてみたい。迷わずそう思ったので少し高いけど購入することにした。

さあ、購入しよう! そう思って販売サイトにいくと、たまたまセールをしていて、9月4日まで22%OFFと1万円近く安くなっていた。こりゃラッキー!

そしていざインストールというところから、いろんなトラブルに見舞われた。その後なんとかソフトが立ち上がったものの、問題が続出。これってホントに解決できるのだろうか? 後日このことは書いてみるね。

物買う、自分買う

さて、ぼくの暮らしはYouTubeのお陰で支えられているのは間違いない。いつもぼくにいろんなことを教えてくれる。知らないことは誰かが教えてくれる。新しい発見もたくさん見つかるよ。

今日観たのは永六輔さんが京都を旅した動画だ。その中で「河井寛次郎記念館」に立ち寄った話をしてくれた。そして河井さんの「物買って来る 自分買って来る」という言葉のことを教えてくれた。その部分から再生できるようにしてある。

「物を選ぶということは、自分を選ぶということ」、「ものを作るということは、自分を作るということ」。これはとても深い話だなあ。いい言葉だなあ。

この部屋にはぼくが買ったものがたくさんある。それはぼくそのものを選んできたのだ。そしてぼくが作ってきたものは自分を作ってきたのだ。

ここにはぼくのこれまでの人生で選んできたものがあるんだなあ。そしてこれから何を選んでいくのかなあ? 人生は面白いなあ。

というわけで定年おじさんは、これから新しいピアノの世界を旅していくのである。

 

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