新しくログソフトをハムログから「LogBook」に引っ越すことにした。ところがFT8の方がうまくいかない。周波数がコロコロ変化してしまって、交信中に周波数が変わり交信が途絶えてしまう。
う〜ん、これは困ったな。
「よ〜し、この問題を解決するにはどうしてやろうか」、こういう問題に遭遇したとき、実は心の中でちょっとワクワクしている。まずはしばらく自分の頭の中で作戦を練るのだ。
とりあえず、自分の頭で考えるけど名案が浮かぶはずもない。誰かに助けてもらおう。さてどういうキーワードで検索するのか、日本語と英語で検索をかけるところから始まる。そしてWebサイトとYouTubeの両方で検索をかけまくる。
FTDX3000、WSJT-X、Frequency、Disturbed、周波数、乱れる……などで検索していくうちに、ヒントが見つかった。「そ〜だ、あれだ!」 思い出した。
3年ほど前に「FTDX3000 + SDRPlay + HDSDR + CWskimmer さあどうだ?」で書いたんだけど、CW Skimmerが暴走し始める問題が起きた。その時の方法はOmniRigの設定のRig typeを「FTDX3000」から「FT-950」に変更するだけで解決した。よしさっそく試してみよう。
OmniRigを「FTDX3000」にした場合、周波数がこんなふうに「0.114.074」に変動してしまう。
それを「FT-950」に変えてみると。まったく問題なし。(@_@)
それ以降周波数が変わることはない。一体あれは何だったんだろうというくらい安定している。これで問題解決だ。良かったねえ。
さてところで、このテストをしているときに、FT8のソフトを2つ同時に動かしていた。一つは従来から使っていた「WSJT-X」、そしてもう一つは新しくインストールした「JTDX」だ。
これは二つのソフトを比較しようと思ったわけではない。周波数の変動の原因がこのFT8のソフトの違いにあるかもしれないなと思ったからだ。実際はソフトによって変わることはなかった。
ところが使ってみて分かったことがある。それは同時に動かしているのだけど、デコードの数が圧倒的に「JTDX」の方が多い。「WSJT-X」では拾っていないCQを「JTDX」では拾っているのだ。
よく考えてみると、「JTDX」のほうがデザイン的にもカッコいいし、使いやすそうだ。よしこの機会に「JTDX」に引っ越すことにしよう。
というわけで、さっそく「JTDX」と「LogBook」の組み合わせで実際に交信してみることにした。しばらくワッチすると「VK8NSB」オーストラリアのステュアートさんのCQを見つけたので、コールするとすぐにコールバックされた。
そして「Log QSO」ボタンを押すと、すぐさまLogbookにインプットされた。これはいい。今までのように「JT-Linker」というソフトを経由してハムログに入力するよりずっと早くて簡単になった。
というわけで、今日から新しく「LogBookとJTDX」へ引っ越すことにした。なんだか新鮮な感じがしていいな。この「LogBook」が他にどんなことができるのか、そしてこれらに連動する「DM780」というCW交信ソフトのこと。まだまだこの探検は続くのである。楽しみだなあ。