今年の内にどうしても解決しておかなければならない宿題がある。それはお正月にやってくる「孫との約束」だ。孫たちはぼくの部屋の鉄道模型で遊ぶのが大好きだ。
そしていくつかある車両の交換をリクエストしてくるので、そのリクエストにこたえてリレーラーという道具を使ってレールに乗せる。
もちろん操作を行うコントローラーは孫たちにまかせて、自由に走らせて楽しんでもらっている。ところがこの操作は車両の重さや特性、そしてコースの勾配などによって細かく変える必要がある。
当然、孫たちにはそんな技術はない。そうなると当然のように脱線を繰り返す。もしくは連結部が外れてしまうことになるのだ。だからおじいさんはとても大変なのだよ。笑
これらを解決すべく、前回はコントローラーの速度が出すぎないように、コントローラーにストッパーをセットして脱線することを防いだ。
前置きが長くなったね。
そしてここからが孫との約束、そして宿題なんだけど、この連結部がすぐに外れてしまう問題は前回解決済みだと思っていたのだ。
鉄道模型の連結部分はこんなふうになっていて、前後の連結器はただ引っかけるだけになっている。このため、車体が軽いゆふいんの森号や小さな機関車は走っているうちに外れてしまうことが多い。
その問題を解決するために、連結部をプラモデル用の接着剤で接着し、さらに補強のために上からプラスチック板を接着して強度が出るようにした。これはなかなか良い方法だと思っていた。
ところがそんなに甘くはなかった。孫たちはやたらと車両に触りたがるのだ。もちろん「ダメ」ということは言わないことにしているが、いくら補強をしてあるからと言っても、直接手に持って動かしてしまうから、ひとたまりもない。
結局、みごとにバラバラにされてしまった。心の中であ〜あ。(-_-;)
でも孫たちにとっては、遊べなくなるからとても悲しいことだよね。
そこで
「今度来るときまでに必ず治しておくからね」
「うん、じーじ約束だからね」
「よしよし、約束だね」
そう言って別れたのである。だからじーじとしては、この約束をお正月までに何としてでも守らなければならないのである。
さて、このやり方が使えないとなると、どうしようか?
そこでごく細いステンレスの針金を使って、連結部をグルグル巻いてみた。でもこれは針金の巻き方が難しすぎるし、あまりにも違和感がある。
う〜ん、何かいい方法はないだろうか。……そう思って、左に目線を向けると帆船模型があった。そうだ糸を使えばいいじゃないかと閃いたのだ。
さっそく試してみよう。黒い糸をグルグル巻いてみる。帆船模型作りの時に覚えた結束方法が役に立って意外にスムーズに巻くことができた。
そして補強のために木工ボンドで接着して完成。
さっそく連結部を列車に取り付けて走らせてみた。おお、これはいいぞ。問題なくスムーズに走ることができた。それにこの方法ならいくら直接手に持っても外れることはないな。たぶん。。。
さあこれで何とか約束を守ることができそうだぞ。それにこれでゆっくり大晦日と新年を過ごすことができそうだな。今のところどうやらコロナもおとなしくしてくれているので、新年は家族みんなが集まって楽しく過ごすことができそうだね。