久しぶりにCQ誌とHAMworldを買った。と言っても読みたい記事があって買ったわけではない。ではなぜ?
実は最近アマチュア無線がまったく面白くなってしまった。DXのCWがほとんどできないし、ブームになってるFT8は確かに素晴らしいモードだけど、どうもぼくには向いていないなと思うようになった。ここはぼくのいる場所じゃないなと。
それで何か面白いことを始めるきっかけになればと思って、その材料を見つけるつもりで買ってみたのだ。はたして面白いことは見つかるのだろうか?
CQ誌をパラパラを読み始めるとDXNewsの中にこんな記事があった。
「DXCC会員数の絶対数の推移」というグラフだ。JAの無線局は合計で3,560局がDXCCメンバーで、ぼくも最近になって仲間に加わることができた。
このDXCCは世界100の国や地域と交信できた人が入会できるクラブだ。と言っても特別な特典があるわけでもなく、申請すれば賞状がもらえることくらいだよね。(たぶん)
そして世界のランキングリストから1位はイスラエルの4X4DK局でなんと395エンティティという数だ。
ちなみに昨日現在世界で28,807局がDXCCのメンバーになっていて、私JA2WIG局のランキングは27,209位とのことですた。
そもそもぼくは最初からこのDXCCなんて目指していなかったし、ランクをあげようということは全く思っていないので、それほど感慨もない。だからこれはこの先の楽しみにはならないな。とはいえ、やってきたことは全て意味がある。だからこそ次に向かうことができるのだ。
とにかく、ぼくにとっては「この先アマチュア無線をどのようにして楽しんでいくか」ということが一番の関心事だ。それはただ多くの無線局と交信することではないし、ブームのFT8を運用することでもない。
ぼくにとっての楽しみはやっぱりCW交信しかない。モールス信号を通して世界中の無線局と交信することこそが、アマチュア無線の原点だし面白さだと思っているのだ。
それがここ数年コンディションが悪く、海外との交信がまったくと言っていいくらいできなくなっていて、その代替えとしてFT8をやっていた。
さて、CQ誌に戻すと話題は「2022年のHF帯電波伝搬を楽しもう」ということで、これからサイクル25に入っていくので太陽黒点数が増えていき、コンディションがよくなってくるという。よしこれは来年以降大いに楽しみなことになりそうだ。
今日の黒点数を調べてみると、なんと145になっている。ここまで増えたのは久しぶりじゃないだろうか。
そこでCWをワッチしてみると21MHzでブルガリアのLZ3ND局の信号が強力に入感していた。さっそくコールするとすぐにコールバックしてくれた。
やっぱりCWならではの何ともいえない感動があって、ああやっぱりこれしかないなと思った。今までずっとFT8を追いかけていたけど、これからはCWオンリーで楽しもう。DXが難しいなら7MHzの国内でいいではないか。あらためてそう思ったのだ。
さらにHAMworldの記事を見ると「ラズベリーパイを使ってdmonitorを構築」という記事があった。
ラズベリーパイというのは超小型のワンボードパソコンで以前から興味があった。ところがこれを使ってDSTARとかFT8とかをやるという例しかなくて、これではまったく興味が持てないのだ。
それでもこのオモチャを手に入れてトライして見るかい? う〜ん、やっぱりやめとこう。別にラズパイじゃなくても小さな11.6インチパソコンを買ったではないか。
というわけで、残念ながらCQ誌からは新しいことを見つけることができなかったな。そこで自問自答してみた。来年アマチュア無線で何を楽しむのか?
そして決めたことがある。
来年のアマチュア無線の運用は、FT8から完全に離れて、CWでのDXそして移動運用を中心に楽しんでいこうと思っている。
そして移動運用もノートパソコンを使って、単にハムログだけじゃなく、固定運用と同じようにHDSDRやCWSkimmer、さらには前からやろうと思っていて手つかずになっていたFLdigi(FT817でFLdigiを試してみた)も再度トライしようと思う。
そして今までお休みしていたので、CWのスキルがかなり落ちてしまったと感じている。もう一度そのスキルを上げるために練習を再開しようと思う。
これで来年の楽しみをなんとか見つけることができたのかな。来年も依然としてコロナが終息するとは思えないので、アマチュア無線でおとなしく楽しむのがいいのかもしれないね。新しい展開にちょっとワクワクしている。
というわけで、TU CU DE JA2WIG 73 E E