フォレストガンプが弾けるようになりたいと思って始めたピアノ。2ヶ月でほぼ半分くらい引けるようになり、いよいよ後半のクライマックス部分に入って2週間。
それは次の動画で弾いている転調部分になる。これが弾けたらかっこいいよねえ!
ところがここからはぼくにとってはあまりにも超難関だった。難しすぎて一向に前に進めない。もちろんだからと言ってぼくが簡単に諦めることはない。
そこで少しずつレベルを上げていくことにした。つまり
「楽譜通りじゃなく左手は簡単な伴奏にして、まず右手だけをマスターしよう。それができるようになったら、今度は左手も練習しよう」
ということだ。
このようにして順調に練習が進み、いよいよ左右で楽譜通りのバージョンに入った。ところがぜんぜん弾けない。
この楽譜の赤い部分がその転調部分なんだけど、弾いてみればたったの30秒ほどなのに、ぼくにとって途方もなく長く感じるのだ。
練習は1小節ずつ短く区切って練習するのだけど、左右が複雑に入り乱れる譜面。これを見てすぐに両手で鍵盤を弾けるはずもない。
でも右手だけなら弾けるし左手だけでも弾ける。そして左手が簡単バージョンの両手でも弾ける。ところが両手を譜面通りすると弾けなくなってしまう。
もう何がなんだかわからない。どうしていいかもわからない。
そこである方法が浮かんだ。それは「明日のぼくへ」というメモだ。
この「明日のぼくへ」というのはぼくが日記で使っている方法だ。一日を終えうまく行かなかったことを、明日はこうしてみようと明日のぼくへ伝言するのだ。
そして昨日のメモには「ゆっくりとはメトロノームで40」と書いてある。なぜこんなことをしろと言っているのか。
実は何度も「超スローで弾け」と書いてあるけど、どのくらいゆっくりにしていいのかわからなかったのだ。
その早さの動画をYouTubeで見つけたので観てほしい。ここまで遅くしろと言うんだね。
さっそくアプリで40にして弾いてみることにした。ところがこの早さに合わせて弾くというのはとても難しいから、かえって無理を強いることになってしまう。
つまり言いたかったのはこれに合わせる必要はなく、これくらいゆっくり弾いてみろとということだね。第一ヘッドホンをしているので、メトロノームは聞こえないし。
こうして今日はこの超スローペースで根気良く繰り返して練習を続けた。そしてだんだん弾けるようになったのだ! さらに通常の早さにしてみると弾けた。(@_@)
嬉しかったねえ。こうなるとピアノの練習が楽しくてしかたがない。初めて自転車に乗れるようになったあの感覚と一緒だ。
今、昨日のぼくに向かってひとこと言いたい。「ありがとう!君のお陰でやっと弾けるようになったよ!」と。
大切なのは今の困難を乗り越えるためには、それを解決する方法を他に頼るのではなく、自分自身でその方法を見つけ出し、それを実践していくことなんだね。
でもね。もちろん最後まで諦めなければ、必ず道は拓けるということ。それは分かってるけど、あんまりがんばりすぎちゃいけない、とも思うんだよね。
これまで毎日ちょっと頑張り過ぎたので、1週間ほどピアノの練習は完全にお休みして、その時間を他の楽しみに使うことにすることにした。これがぼくのやり方。