先日は「部屋の改造」が無事に終わったことを書いたんだけど、その疲れも癒えないうちに多忙の日々が続いた。会社のこと、親戚のこと、そして孫の運動会その他いろいろ。
「忙しい」なんてことは、仕事をやめてから初めてのことなので、なんにもない、つまりスケジュールに追われない暮らしが、どれほど幸せなことかとあらためて思ったのだ。
とはいえ、ようやく自分のペースでの暮らしに戻ったので、前からやろうと思っていたことに着手しよう。まずは部屋の改造第二弾をやった。これはまた後日ってことで。
さてこの写真は昨日の水槽の水草だ。自分的にはそれほど悪くはないと思うが、それでも魚たちが窮屈そうなので、今日はこの繁茂した水草のトリミングをしようと思う。
アクアリウムでコケの発生を抑えるには、成長の早い水草を増やすことが一番だとわかったので、その路線に切り替えた。結果的にコケは激減した。
ところが放っておくと、どんどん水草は繁茂してしまうから、トリミングが欠かせない。今日はようやくその時間を作れたので、明日の水替えの前にやっておこう!
トリミングはとにかく気持ちがいい。まるで伸びすぎた髪の毛をカットするかのように、切るたびにどんどんサッパリしてきて、それがとても心地よいのだ。まずはモコモコの絨毯のように広がったニューラージパールグラスをバッサバッサとカットする。
さらにグリーンロタラ、ヘアーグラス、ミリオフィラム・マトグロッセンセ、その他も根っこからどんどん引き抜く。そして気がつくと「あれま、ちょっとやりすぎたかな?」と思ったが、ハハハ、もうすでに遅い。 しゃーないね (´Д`;)
ところがその結果。驚きの発見に至ることに …… ( ° Д °)
それは何かというと、今までまったく気が付かなかったが、知らないうちにブラック・ネオンテトラの稚魚が産まれていたのだ。それも2匹発見! しかもすでに1.5cmほどの大きさまで成長している。きっと繁茂していた水草に守られて生き残っていたのだろう。
調べてみると、まだ小さいうちに稚魚は食べられてしまうので、それを防ぐために隔離ケースに入れて、餌やりをこまめにしたり、いろいろ大変らしい。が、ぼくは当然知らなかったからずっと放置していた。いったい何を食べていたんだろう。すごい生命力だな。
そして同じくヤマトヌマエビも、知らないうちに代替わりをしていたようだ。ヤマトヌマエビはコケを食べてくれるお掃除部隊なんだけど、買ってきたときは2〜3cmの大きさで、それが成長して3〜4cmくらいなる。
ところがよく見ると2.5cmほどの大きさのエビがたくさんいるではないか。これも調べるとやはりそれなりの飼育方法があるらしい。でもぼくは何もしていないのだ。
つまり、水草を繁茂させた状態というのは、自然界と同じ状態になっていて、そこで新しい命が誕生していたということなのかなと思っている。
つーわけで、短い動画を撮ってアップしてみたので、観てくだされ。
アクアリウムを始めて1年ちょっと、最初は何をやってもうまくいかず。小さなことに神経質になりすぎたり、絶望を感じたりしていた。
ところがやっていくうちに、つまりは、結局は「なるようにしかならないのだ」と、どっしりと構えるようになった。最低限やるべきことだけはやって、あとは自然に任せる。そういうことだ。
どういう環境であれ、魚たちが元気でさえいれば、多少のコケなどどってことないだろう。理想を追いかけすぎるとそれがストレスになる。
つまりは人間関係だろうが、中日が最下位だろうが、理想を追ったらきりがないのだぞ、って思うのだよ。大切なのは寛容な心なのではなかろうか。そう思えば自ずと心が軽くなるのだよ。