5月、ぼくにとって一年でもっとも好きな季節になった。そこで久しぶりに気分転換を兼ねて、かみさんと車で30分ちょっとの蒲郡市へ行ってきた。
蒲郡は愛知県の観光地でもある。ラグーナや竹島そして水族館など楽しい施設がたくさんある。でも今日は「ある目的」のためだけにきた。
その1つ目の目的はサンヨネというスーパーの魚屋で、大好物の新鮮なトリ貝などのお刺身を買うことだった。(ちなみに去年はもう少し安くてたくさんあった)
三河湾で水揚げされる新鮮なトリ貝が、とても安く買えるからだ。ところがこの日のトリ貝はなんと6枚で951円。あまり採れなくなったので、今や高級品なのだね( °Д°)
それでもせっかくここまで来たんだからと、いろんな新鮮なお刺身を買ってきたのだ。もうシアワセ〜〜♡
そしてもう一つの目的は岡崎市にはない「精文館書店 蒲郡三谷店」というこの三河地方では最大規模の本屋さんに行くことだった。そしてこの3冊の本を買った。
この中で「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」は、日頃ぼくが写真にたいして思っていることをズバリ書いてくれていた本だった。
ぼくは正直いって、ある意味写真の技術なんて知らない方がいいとさえ思っている。そんなことを考えるより、もっともっと大切なことがあるって思うんだね。
写真を撮るときに、ISOはどうするかとか、絞りがいくつでシャッタースピードをどうしようとか、構図をどうしようとか、そんなこと考えなくていいと思う。
それよりももっと大切なのは、その景色や人物などの被写体をみて、どう感じたか、そしてどう表現しようかとか、そういう心の想いの方を大切にしたいと思っていた。
その意味で幡野さんのこの本は、ぼくの思っていることを具体的に書いてくれている。読みながらそうだそうだ!と嬉しくてたまらなかった。
例えば「写真に向いている人は好奇心が旺盛な人。そして日常にあるいろんなものを面白いと思える人。面白いと思えるから写真も面白くなる」まさにその通りだと思う。
そして「カメラじゃなくて写真をやる」と言っている。「趣味はカメラじゃないの、写真を趣味にするの」そう言っている。
「露出だの構図だのピントだのって勉強しなくても写真はできますからね」とも言っている。本当にそうだよね。
ただ、ぼくの場合はカメラというメカニックな部分も含めて写真を趣味にしているので、あえて「カメラが趣味です」と言っている。
そしてこのイラストのように「ヘタだけど、いい写真」がぼくは一番いい写真だと思う。そのことをこんなふうに書いてくれた幡野さんに心から感謝したい。ありがとう!
そしてあとがきに「初心者の人は技術を学ぼうとしなくていいです。技術を学びたい気持ちはわかるけど、いい写真を考えることからスタートしましょう」と書いている。
そして最後に「じゃあ、ヘタだけどいい写真を撮りましょう」と締めくくっている。これでいいんだよね。まさにうまいかヘタかより、いい写真だ、心にうつるものなんだね。
そうそう、なぜか本屋さんにちょっと変わった缶詰のコーナーがあって、お好み焼き、だし巻き、たこやきの3つを買ってきた。どんな味がするんだろうね?
ちなみに、値段をみないで買ってきたんだけど、あとでレシートをみて驚いた。なんと3つで2,400円也 ( °Д°)アチャ〜!