相変わらず毎日の伝搬状況は、黒点数ゼロ続きで酷い状態が続いている。それでも欠かさずに、全バンドをワッチすることを日課にしている。でも、14MHz帯のFT8のモードが聞こえてくるだけで、CWはさっぱり聞こえてこない。
ベランダからのショボいアンテナからということもあるけどね。これがビッグアンテナや、ダイポールアンテナを持ってる無線局だったら、もっといっぱい聞こえてくるのかなあ。どんなふうに聞こえるのだろうねえ。
だからなのか、最近のCQ誌の特集は「ものづくり」だったり、「アイデア集」だったり、「ハムのPC活用」ってことになるんだろうね。付録だって「FT8運用マニュアル」だもんね。どうしても話題が限られてしまう。
こんなアマチュア無線ライフを送っていると、退化していくことがある。それはCWのスキルだ。CWのワッチができないし、交信もしなくなってしまうと、だんだんCWのレベルが下がってしまう。もちろん、忘れてしまうことはないんだけどね。
今日は久しぶりに「Morese Runner(モールスランナー)」と、「CW Freak」をやってみた。知らない間に、やっぱりかなりレベルが落ちている。こりゃいかんな。
今のぼくのレベルはだいたいこのくらいかな。でももっとレベルを上げないとと思っている。それにコールサインじゃなく、欧米の無線局のように、まるで会話をしているようなレベルになりたいなと思う。
このモールスランナーというのは、CWのコンテスト風の交信をかなり忠実に再現できる、とても面白いソフトだ。こちらからCQを出すと、コールバックされる。そのコールサインを送り返すと、向こうからコンテストナンバーを返してくるので、それを記録する。正解だとポイントが上がっていくわけだ。不正解だとエラーコードが付きポイントが付かない。
CWのスピードは早くすることもできるし、混信やノイズ、フェージングも再現できるし、さらにはパイルアップでたくさんの局が同時にコールしてきて、パニックになることもある。かなり実際にやってるように感じるので面白い。こっちのほうは設定でわりとマイペースにできるのがいい。
一方「CW Freak」はパソコンがCWでコールサインを打ってくるので、それを聞き取って、キーボードで答えを打つ。正解するとどんどんスピードが速くなっていく(これは一定にもできるけど)。このYT6W局の超人的な能力はどうかしてるよね。笑
とにかく、正解すると「Great!!」と褒めてくれるけど、ちょっと間違うと「SO-SO」惜しいね、まあまあだねと言う。間違うと「Bad...」と判定される。ぼくの場合は長く続けると耐えられないので、一回に10問で区切って、一旦休憩して、また練習という感じ。こちらは結構緊張するソフトだけど、設定を少しずつ上げていくことで、かなりレベルアップしていく。とてもよいソフトだと思う。
いずれもゲーム感覚なんだけど、毎日続けるとかなり上達するのは間違いない。と言っているぼくは最近ぜんぜんやっていなかったので、これからの日課にすることにした。
いつかコンディションが上がってきたら、またCWで世界中と交信するのだ。だからこそ「備えよ常に」が大切になる。これはギターでも同じで、やっぱり必ず毎日最低でも15分は練習することは欠かさない。人間というのは、楽をするとどんどん退化していく生き物なんだなあ。
ちなみに、「備えよ常に」という言葉は、ぼくが少年時代にボーイスカウトをやっていて、この言葉が今までの人生の軸になっている。