先日は「愛するFTDX3000よ、長い間ありがとう!」で、アマチュア無線のカムバックをして以来約8年のあいだ愛用してきたFTDX3000とお別れしたことを書いた。そして昨日のぼくの誕生日に予定通り新しいトランシーバが届いた。
それはヤエスのFTDX10だ。
第一印象はとにかくFTDX3000よりかなりコンパクト(幅10cm奥行き6cm小さい)なので驚いた。お陰でデスクが広くなってとてもスッキリして嬉しい。
さっそくワッチしてみるととてもノイズが少ないし、クッキリした音、さらにCWの信号が密接していても、少しずらすとフィルターの切れがよく混信が少ないのが素晴らしい! そして周波数ダイヤルが2重になっていて、早送りができるのもいい。
さらにタッチパネルでの操作が抜群だ。その他詳しいことはこの動画でたぶんメーカーの担当者と思われる人が解説してくれている。これはとてもわかりやすいなあ。
説明では上位機種FTDX101と基本性能は殆どいっしょだという。比べていないのでわからないけど、価格はFTDX101が657,800円で、FTDX10が217,800円とかなり違うからホントかなぁ? ま、それはいいけどぼくにはこれで充分だ。
いろんな操作ボタンはメインダイヤル付近に集まっている。こういうメカニカルなデザインはとてもヤエスらしくていいなと思う。ぼくはこういうのが好きだ。
そして液晶パネルは大きくて、タッチパネルになっている。こんなふうに一つの画面でいろんな情報が表示されるのがいいなと思う。
この注目されている3Dスペクトラムはあまり好きじゃないのであえて2Dにしている。
機能を集めたファンクションボタンを押すと、メニューがこのようにまとめて見えるのがとても使いやすい。これはFTDX3000より大幅に使いやすくなっている。
そしてタッチパネルだけど、マウスを使えばより操作がやりやすくなるということだったけど、残念ながらぼくが持っているマウスではうまく操作できなかった。明日は他のマウスで試してみよう。
次にIC-705とFTDX10の受信比較をしてみることにした。感度はほとんど同じでぼくの耳では区別がつかないほどだった。ただし、音は断然FTDX10の方が優れている。そして、もちろんいつもの通りSSBはやらないのでマイクは使わない、CWパドルだけだ。
免許の申請についてはすでに先週のうちに審査終了となっていて、免許状送付用の封筒も送っているので、近々届くと思う。これから実際に運用するまえに、使っている全てのソフトのセットアップを行うことから始まるのでまだ運用は先になる。
CW関連は問題ないと思うが、今つまずいているのが、FT8のセットアップだ。購入したCQオームさんが同封してくれたマニアルの通りに設定してもエラーになってうまくいかない。その理由がまったくわからず困り果てているのだ。
FTDX3000との違いはそれほどないはずなのに何で? 最新のバージョンを再インストールしたり、他のユーザーの情報で試してみたり、いろいろやってもダメ。もうヘトヘトになっちまった。今日はこれで終わりにしよう。
しばらくはソフトのセットアップや操作方法に慣れることなど、いろいろあるけど急がずのんびりやっていこうと思う。
というわけで、2年ほどまえに「自分のハムライフを見直してみた」で考えたことが、パワーアップしてやっと完成した。
ぼくのアマチュア無線のスタイルは
① FTDX10を使って固定の100W運用でDXを中心にCWやFT8を楽しむ。
② IC-705 + HARDROCK-50の50W運用でキャンプ場や車での移動運用を楽しむ。
③ KX2のQRP(5W)もしくは10Wで低山ハイクや旅行先で移動運用を楽しむ。
という3つの方法がそろったことになる。
車の改造やリニアアンプの製作、アウトドアグッズを揃えるなどで、ちょっと時間がかかったけど、これでようやく来年から始まる新しい人生の楽しみが広がったのう。