ジュピター号の製作は先週ここまで終えた。↑
今日はこんなに良い天気なんだけど、相変わらずコロナウイルスの終息が見えない状態なので、できるだけ外出は控えようと思う。家にいてもそれなりに楽しめるものだ。
今日もBGMを聴きながらが、ジュピター号の製作をのんびりやっていこう。ぼくはスターバックスには行かないけど、スターバックス・ミュージック、なかなかいいな。
というわけで、先週から今週にかけてのジュピター号作りのダイジェストをどぞ!
3/11(水曜日):ボイラー部分が終わったので、今日から運転室の製作にかかることにした。まずは部屋の枠組みの組立てをする。これは一見簡単そうにみえるけど、全体の歪みがなく、しかも接着剤が乾くまえに、歪みなく全てを一回勝負でガッチリ組み合わせるのは大変だった。
3/14(土曜日):天気が悪いので部屋の中で金属パーツを塗装する。しっかり換気してるんだけど、かみさんに臭い臭いと言われる。一旦は光沢の黒色にしたんだけど、やっぱりツヤ消しの黒の方がいいので、塗り直した。またクレームがきた。笑
乾燥した金属パーツを接着していく。なぜにここの部分だけ金属なのか、知りたいけどわからない。とにかくわからないことばかりだ。
運転室の枠が完成した。
運転室とボイラーを連結させて、連結部分の境界線を線引きする。これは外壁板を貼るための境界線になる。そして、これを台車の上に乗せてみた。
すると、おかしいぞ!
ボイラー部分は台車の上に納まるのに、運転室が台車に納まらない。どうやってもうまくいかないのだ。どうしてだ???
わかったぞ。部品の取付位置が違っている。どういうことかというと。説明書の図面を見るとぼくが取り付けたように指図していると勘違いしたんだね。直感的にはこう見えるんじゃないかなあ。正しくはこの写真の矢印の位置に納めなければならないのだよ。
ペイントリムーバーを使って、塗装を溶かしてそのパーツを取り外した。リムーバーはやっぱり臭いので、またクレームが来たぞ。ふ〜 (-_-;)
3/15(日曜日):こうして、接着をしなおして、再塗装する。と言っても塗装をしてもここの部分は隠れて見えない。見えないからと言って手抜きはしないのだ。これで無事台車の上に運転室を納めることができた。よし!
3/16(月曜日):運転室の内側は緑色に塗装をするんだけど、その前に白いサーフェイサーを塗っておく。毎日たとえ15分でもいいから、作業をしたいと思う。その方が結果的に楽に進められるのだ。
3/17(火曜日):ムラをなくすために、2度目のサーフェイサーを塗る。
サーフェイサーが乾燥したら、内側に緑色の塗装をした。そしてベンチ作りをする。
じつは図面だけではこれが何か分からなかった。塗装をしろと言っても何かがわからないと色が決まらないのだ。それで調べまくったら運転士のベンチだということがわかった。できるだけ疑問になることは解決して進みたい。
3/18(水曜日):ベンチは後で乗せることにしよう。今日は床部分を貼った。毎日ほんの少しでも作業をするのだ。
3/20(金曜日):運転室の外壁板を貼っていく。ただし、この先どう作業をするか、ここが思案のしどころだ。あらかじめ図面を引いて、それに合わせ材料をカットしてから貼るか。それとも適当に板を貼っておいて、後からカットするかだ。
ぼくは後者を選んだ。後で現物に合わせてカットしたほうがうまくいくと思ったのだ。
3/21(土曜日):板をカットする方法はルーターを使った。カッターナイフなどでは簡単に加工できないが、ルーターはいろんな道具を付け替えることで、丸いのこぎりや特殊なカッターが使える。説明書にはそういうことは書かれていない。だれも教えてくれない方法を自分で考えるのは楽しいもんだね。
3/22(日曜日):そして今日も外壁板を貼っていく。単純な作業はどうも苦手だ。根気がいる。
というわけで、今日は区切りが見えないけど、ここで終了。これで全体の三分の一くらいだろうか。まだまだ、先は長いけどのんびりやっていくのだよ。
趣味って楽しいの?
ジュピター号を作りながら思ったことがあるので書いてみる。
趣味の話をするんだけど、趣味には努力がいるものとあんまりいらないものがある。ギターとか、アマチュア無線のCWとか、模型作りはやっぱり努力がいる。一方音楽鑑賞とか映画鑑賞とか、読書はそれ自体が楽しいことだし、難しくはないし、それほど努力はいらない。
努力がいる方の趣味のことで思ったことがある。
どんな趣味でも始めるきっかけは「こんなことができるようになったら、いいな」というところから始める。ぼくのギターの場合は、あのトミーエマニュエルみたいに、上手に弾けるようになれたらいいなって思うところから始まった。
それはカメラでも、アマチュア無線のCWでも、ジュピター号作りでも、みんな同じだと思う。ところがいざ始めてみると、そんなに簡単ではない。いやそれどころか、ぜんぜんうまくできなくて、嫌になってしまうことも多い。
たとえば、ギターでも、楽しいかと言えば、そんなに楽しいはずもなく。むしろぜんぜんできなくて辛かったり、やめたくなったり、根気が続かなかったりする。
楽しいはずの趣味が、意外にもそんなに楽しいことばかりじゃあないんだね。やめちゃう人も多いし、やめるのは簡単だ。じゃあ、なんでやめないのか。それは続けていくことで、ときどきイイことがあるからだ。というより、やめなかった人に「だけ」得られるものがあるからだね。
毎日毎日ギターの練習をしていくうちに、今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになる。ちょっと嬉しい。それを続けていくと、ひと通り弾けるようになる。そうなるとその曲を弾くことがとても楽しくなるんだね。そこにたどり着いた人「だけ」が得られる、ちょっとしたご褒美だね。
ジュピター号作りも、実はそんなに楽しいことではない。初めてネットで完成品の写真を見たときに、ああ〜、こんなのができたらいいなあ。そう思ったので衝動買いした。
でも、作り始めると、失敗ばかりするし、細かい作業でとてもめんどくさいし、楽しいなんてとてもじゃないが、そんな気持ちにはなれない。でもぼくは知っている。続けることで必ずご褒美があるってことを……。
ジュピター号の場合は、ある工程を終えると、「おお〜!カッコいいではないか!」という小さな峠がある。とりあえずはそこに向かって歩いていくと、その楽しみがあることを知っているからだ。そして最後には目標の頂上が待っていることも。
「続けること」はとにかく、とても大変なことだ。そのためにぼくはほんの5分でも必ずギターを手にようにしている。それで充分だ。むしろがんばってしまうと、その反動でしばらく弾かなくなる。その方が上達が遅くなってしまうんだね。
毎日5分続けることと、たまにまとめてやること。合計の時間が同じだとしてどっちがいいのか。それはもちろん毎日続けることだとぼくは思っている。どんなことでも、毎日続けるときっといいことがあるよ。
今日はジュピター号を作りながら「どうしてこんなことをするんだろう?」と自問自答していたのだよ。なので、そのことを書いておこうと思った。