先日友人の庭になっていた甘夏をもらった。数が多くてとても食べきれないので困ったなと思っていたら、かみさんがジャムにしたらというので、昨日はジャムを作ってみることにした。失敗したらもったいないからとりあえず2個だけにした。
ぼくはマーマレードは好きじゃないので、皮なしのジャムにしよう。……と言ってもジャムなど今まで作ったことがない。だからレシピをネットで調べて、あとは自己流で甘さを控えめに作ってみた。しかし、2個だとたったのこれだけしかできないのか?(-_-;)
冷蔵庫で一日冷やしてから味見してみると、これが予想以上に「旨い!」。
市販のものにはないフレッシュさがあって、手作りのジャムはこんなにおいしいものかと驚いた。やっぱり手作りは楽しいなと思ったら、眠っていた手作り好きのぼくの魂に火が付いた。
よし来週からまたパン作りを再開することにしよう! 可愛い孫たちに焼きたてのパンを持っていってやろう。
そして手作りの楽しさに目覚めたからか、今日は去年の2月に購入した「TynyPaddle」というジャック式の小さなパドルのことを思い出した。
買ったまま引きだしの隅っこに入れておいたのを忘れるくらいだった。これを引っぱりだしてきてさっそく作ることにした。
いわゆるキットになっていて、パーツは基板に左右の小さな金属パドルとプラグ、パドルのカバー、そして瞬間接着剤。たったのこれだけ。
作業はパドルとジャックをハンダ付けするだけなのでとても簡単に完成した。オレンジ色のパーツはパドルの間隔を微調整するためのもの。そして透明ケースは収納に使う。
完成したパドルをKX2のジャックに差し込んで、さっそく使ってみることにした。それにしても改めてこういう発想はすごいなと思う。
実際にテストしてみた短い動画をアップしてみた。使ってみるとソフトなタッチが特徴でとても打ちやすかった。
さらにこれに使うケースの3Dプリンター用データも「Thingivers」で公開してくれているので、サイトからダウンロードして作ってみることにした。
データをPrusaSlicerに読み込んで、これをスライス処理してgcodeに変換する。
そのデータをSDカードに書き込んで、3Dプリンター「PRUSA i3 MK3S」を使ってプリントする。その前に、久しぶりに使うので、最初からキャリブレーションなどの調整をしなおしてから使うことにした。
さあプリントしよう!
実際に3Dプリンターが動いている動画をアップしてみた。まるで熟練の職人さんが仕事をしているようで、観ているだけで楽しくなる。
この3Dプリンターは2年前にアマゾンで99,800円で購入した。現在は円安で129,800円もする。それにしても、この3Dプリンターを作るのには本当に苦労したなあ。(過去の記事)
あんなに苦労して作ったんだから、そしてこんないいものを持っているんだから、もっと使いこなさないとなってあらためて思う。
さて、しかし、久しぶりの3Dプリンターなんだけど、何回作っても失敗の連続だった。寸法が合わない。細かい糸引きがたくさん出る。綺麗にプリントできない等など。
う〜ん、何が原因なんだろうか? それを探りながら、どうしたら安定してプリントできるかを見つけていくことにした。
このスライサーソフトには数多くの設定がある。それぞれをどの値にするかで結果が微妙に変わってくるのでとても難しい。
ネットにあるいろんな情報サイトから、参考になる情報を元に実際に試してみる。理論より実践。結局そうしながら自分の力を付けていくしか方法がないことがわかる。近道などないということだ。
結局今日のところは
①「ノズルの温度を220℃ → 190℃」にして糸引きをなくすこと。
②「インフィルは10%」「積層ピッチ0.3mm」で時間短縮でき強度は充分ある。
③「ブリムを1mm」にすることでベッドからの剥がれが防げる。
その他、いくつか変更してみた。これからもその都度試行錯誤していこう。
こうしてようやく自分が納得できるものができあがった。やっぱり嬉しい!
このケースにタイニーパドルを入れて使うと、手持ちで送信できるようになる。……のだがこれはちょっと使いにくいので却下。せっかく苦労して作ったのに……。(-_-;)
もちろん自作のVN-4002のジャックに差し込んで使うこともできる。というかこれだけコンパクトでも、立派な2WのQRP無線局になるんだよね。面白いなあ。
というわけで、今日の手作り体験はとても面白かった。これからもいろんなモノを作って行こう!