今日は祝日でも仕事だった。やっと暖かくなってきたこともあり、注文も増えてきた。本当にありがたいことだ。仕事はまだ残っていたが、いつもより早く切り上げることにした。今日は早く帰って、どうしてもやりたいことがあったからだ。その帰宅途中に本屋に寄ってCQ誌を購入。(表紙の右下に気になるタイトルが……)
さて、今日やりたかったのは、アンテナの交換だ。ぼくが使っている「リトルターヒル アンテナ」はアメリカのターヒル社のものだ。しかも2本持っている。このアンテナはスクリュー・ドライバー・アンテナ(SDA)と言って、電動でコイル部分を動かして、オールバンドに対応させる優れもの。
SDAがどう動くのかを動画に撮ってみた。4倍速で再生しているので、実際はもっとゆっくりだけど、こんなふうに動かして、それぞれのバンドに同調させる。そしてMFJ-259Cというアンテナのアナライザーを使って、SWRのベストポイントを探すわけだね。ただし、SWRを下げるのに重要なのはカウンターポイズの張り方だ。(ここの最後の方に書いた)
1本目のリトルターヒルアンテナⅡは、3.5~54MHz対応で3.5MHzの運用ができる。ただし、CWは50Wまでしか使えない。もう一本はリトルターヒルアンテナHPで100Wに対応できる。ただし7~54MHz対応なので、3.5MHzは使えない。悩ましいアンテナだ。
比較してみると、コイルの太さの違いがよくわかるよね。
今まではCWで100W運用したかったのでHPを使っていた。しかし昨日からQRP運用に変えたので、逆にⅡの方に変えれば3.5MHzが運用可能になる。だから今日はこれに変えようと思ったのだ。
設置完了! 普段はベランダ内にローテータで回転させて収納している。そして使うときだけ、こんなふうに外に出すという使い方をしている。
さあ、さっそくワッチをしてみよう。久しぶりの3.5MHzはどんな感じなのかなあ。おお、今日のコンディションが良いのか、それともこのバンドが安定しているのか、とても賑やかだった。
移動局が強力に入感している。JF3BFS/5局(徳島県板野郡北島町移動)がフルスケールで入ってくる。とりあえずKX2で1Wでコールする。コールバックなし。3Wに上げてみる。これでもコールバックなし。5Wにしてみる。やっぱり応答なし。う〜ん、10Wならどうだ。やっぱりだめだ。
いったいどれくらいなら交信できるのだろか、と思ってFTDX3000に変えて20Wにして呼んでみた。するとやっとコールバックされた。今日は祝日なので、多くの局からコールされることもあるが、QRP運用は条件が難しいかもしれない。
その後KX2で5W送信に変えた。JA1QEU/5局がパイルアップ状態だったが、繰り返しコールしてみた。しばらくするとコールバックがあったので、条件さえあえば交信はできるってことだよね。ひと安心。
今日から新しく3.5MHz帯が加わったので、FT8に比べるとCWの方が断然面白いなと感じた。今年はキャンプ&CW運用を始めるので、本格的にCW QRP運用の年になりそうだ。楽しみだな。そういえば、今日のCW誌の表紙に「2020年 本誌年間テーマ キャンプ×アマチュア無線」とあった。あとでじっくり読んでみよう。
さてと、このKX2は小さいながらも、いろんな機能が備わっている。それに基本的な部分だって、どうも使い方が怪しい。マニュアルを見直して、ぼくが使う機能だけをまとめたダイジェスト版を作ろかな。