今日は久しぶりにCQ誌を買ってきた。本誌の特集に読みたいものがあったわけではなく、付録の「DX WORLD ATLAS」が欲しかったからだ。
これはアマチュア無線用の世界地図帳だ。DX用なので海外通信のための情報が掲載されている。例えば地域ごとのプリフィックスやゾーンナンバーなど、役に立つ情報が地図によってひと目でわかるようになっている。
特にぼくが欲しかった情報はアメリカの州地図だ。アメリカの場合はFT8でもCWでも、州の名前を情報の中に入れているので、それがどこなのかがすぐにわかる。いまだに全州との交信ができていないのでそれが一つの目標でもある。
さて話はさかのぼって、先日は「初めてのCWDXコンテストにチャレンジしてみた」でJF9JTSさんの動画で、ARRL主催の電信(CW)部門DXコンテストのことを知り、いい機会なので初めてコンテストに参加してみたことを書いた。
今までコンテストには全く興味がなかったし、正直言って何が楽しいんだろうと冷めた目でみていたかもしれない。ところが実際に自分が参加してみると、その魅力に引き込まれて、こんなに楽しいものだとわかったのだ。
どんなことも自ら参加することでわかることがある。例えば市民マラソンは参加することで、そのイベントにお祭りのような楽しさを感じるのだろうと思う。日頃鍛えたことを試せる晴れの舞台なんだろう。
それと同じようにアマチュア無線のCWコンテストも、CWができる人だけが楽しめるイベントなのだね。自分が参加してみてその楽しさがわかった。
そしてJF9JTSさんのコンテストの動画を観ると、パドルを使わずパソコンだけで運用していたことに興味をもった。そこで「使っているソフトは何でしょうか?」と尋ねてみた。するとCTESTWINという無料のソフトを使っているそうだ。
そのJF9JTSさんの動画の中に、実際にこのソフトを使って運用しているものがあったので、とても参考になった。それにしてもこんなに早いCWを簡単に聞き取るなんて凄いなって思う。いつか自分も腕を磨いてこんなふうにできたらいいなと思う。
そこでぼくもこのCTESTWINを使って、コンテストに参加してみようと思ったのだ。今日買ってきたCQ誌をみると3月のコンテストカレンダーが載っていた。こんなに多くのコンテストが開催されているなんて知らなかったなあ。
この中に来月3月21日に開かれる「第63回 東海QSOコンテスト」というのをみつけた。これは良さそうだ。よ〜し参加することにしよう。
というわけで、さっそく最新版のCTESTWINをダウンロードしてみた。ただしこのソフトはまだ一度も使ったことがないので、設定も使い方もわからない。
苦労しながらもいろいろ調べ、FTDX10とCTESTWINをつないで、なんとか使えるまでの設定をおこなった。そして電波を出さないで練習モードでいろんなコマンドを使ってみた。こりゃ確かに便利なソフトだ。
もちろん、コンテストでなくても通常の運用でも使うことができるので、試しに交信してみることにした。交信が終わるとハムログにデータを追加するため、HAMLOG CSVファイルの出力、そしてハムログからデータのインポートを行い一連の作業を終えた。
感想としては、確かにコンテストでは便利かもしれないけど、通常の交信ではパドル操作での運用の方がしっくりくる。状況によって使いわけろってことだよね。
さあ、1ヶ月後の「第63回 東海QSOコンテスト」に向けて、そして本格的な春の移動運用に向けてもっと腕を磨こう。もっとレベルをあげよう。そのためにこれから毎日アクティブに運用しよう。あらためてそう思ったのである。
そこで久しぶりにMorse Runnerで練習を始めた。ミスばかりだったけど、実際にコンテストをやっているような臨場感のある練習だった。
しばらくはこのソフトとCW Freak、そして実際のQSOの体験をもっともっと増やして、力をつけていくことにしよう。とにかくCWは慣れるしか方法はないからね。