先日の移動運用でIC-705のチューナー「mAT-705」がうまく作動しなかったことを書いた。今日はその問題を解決することにしよう。
このチューナーは以前にもジャックのハンダ付け不良で、基板から外れてしまっていたことがある。どうも中国製の品質は信用できないのだ。
さて今回はというと、どうやらバッテリー切れらしい。後継機は充電式になっているようだけど、ぼくのタイプは9Vの電池を交換するタイプだった。
さっそく電池交換をしようと中を開けて改めて驚いた。なんと電池が両面テープで接着されているではないか。もう少し他のやり方があるんじゃないの?
当然のことだけど、今後のために使い捨て電池ではなく、ぼくが愛用している充電式電池に入れ替えることにした。
こちらの電池の方がわずかに厚みがあるので両面テープを貼ると閉まらない。なのでそのままにして入れたら丁度よい厚みでうまく固定された。さあこれでどうだ!?
さっそく起動してみると、なぜかTUNERを認識してくれない。困ったぞ。これは電池交換の他にまだ不具合がありそうだな。
そこでもう一度分解して、今度はジャックやコネクター類を基板から外して、再度きちんとハンダ付けし直すことにした。その前にジャックの導通も確認して問題なし。
さあ、今度こそ旨くいってくれ〜〜!
今度こそ自信を持って再度起動してみたが、やっぱりダメ。(-_-;)
実は問題はさらに広がっていたのだ。肝心なCWの運用がまったくできないのだ。パドルを使ってもウンともスンとも言わなくなってしまったのだ。あ〜あ。
そう言えばチューナーのジャックをIC-705に抜き差しした時に、なぜかCWの信号が連続して出ていたことがある。その時に回路を壊してしまったのかもしれないな。
これではぼくの力でどうにもならないので、アイコムに修理依頼を出すことにした。あ〜全くなんてこった。もう二度と中国製品は買うものかと思った。
……ところがこの後、自体は急展開を迎えることになるのだ。
IC-705をアイコムに送るために、全てのケーブル類を外して箱に収めようと思った。このときに保護用のゴムキャップで蓋をしようと思ったのだが綺麗に収まらないのだ。
あれ? おかしいな。ちょっと待てよ〜〜〜。ひょっとしてこれが回転して上下逆さまになっているってことか? そう思って回転させるとうまく収まった。
なんだ〜。これかあ。当たり前のことだけど、このゴムキャップにはここにどのケーブルを挿しなさいという文字が書かれているのだ。ってことはKEYのジャックにTUNERのプラグを差し込んでいたってことだよね。それじゃうまくいくわけないさ。
なんでこんなことに気がつかなかったんだろうと思ったけど、ま、送った後に赤っ恥をかかずにすんだのが不幸中の幸いかもしれない。
というわけで、正しく接続しなおしてみると。すべて旨くいった。ホッ! 良かったねえ〜。こんな失敗は他の人もやっちゃってるかもしれないので、あえて恥を忍んでここに書いておくことにした。IC-705ユーザーのみなさん気をつけましょう。
ま、「他人を疑う前に自分を疑え」ということだね。今日は良い勉強になったな。