日記

日々是好日

2020年1月5日

このお正月休みは、根を詰めるこの「蒸気機関車作り」を、この段階で止めたままにした。今年の正月は、あえて「何もしない」ことに決めていたからだ。

久しぶりに、大好きな家族9人が集まって、賑やかに楽しく過ごした1日。可愛い孫たちと、いっぱい遊んで本当に楽しかった。家族に乾杯! 唯一、この一日を除いた4日間は、これまでになく、のんびり過ごすことができた。

と言っても、まったく何もしなかったということではない。のんびりコーヒーを飲みながら、本を読んだり、映画を観たり、ギターを弾いたり。この誰にも邪魔されない、たっぷり時間がある時の、まったりした過ごし方を満喫した。つまり心の休養だね。

昨日はアマゾン・プライムビデオで「日々是好日」を観た。言葉では旨く伝えられないけど、なんだかぼくの部屋に「日々是好日」の掛け軸がかけられた気がする。「大切なのは、こういうことじゃないのかい」という教えだね。

この映画は、茶道教室に通い始めた2人の従姉妹に、樹木希林演じる武田先生が、お茶の作法だけでなく、人生についていろいろなことを教えていくストーリー。

この映画の中で感じる季節の移ろい。これがとても心地よかった。冬の寒さ、夏の暑さ。そして季節によってかわる、雨の音だったり、花だったり、掛け軸だったり。すべてのことが、お茶の世界とシンクロしているのを感じる。

日々是好日、『毎日が良い日だ』深いねえ。
それに樹木希林さん、いいねえ、好きだねえ。

そして、原作の『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を買いに本屋に行った。あいにくそこには在庫がなかったので、アマゾンで買ってもいいかなと思ったけど、同じ著者(森下典子)の『好日日記―季節のように生きる』を見つけたので買ってきた。

疲れたら、季節の中にいれば、それでいい。
どこかへ行こうとしなくても、日本は季節をめぐっているのだ。(中略)

私たちは、季節を追い抜いて先へ進むことも、逆らって同じ季節にとどまることもできない。
いつも季節の大きなめぐりと共に変化して、一瞬の光や、樹々を吹きすぎた風に心を立て直し、降りしきる雨音に身を任せて自分を癒したりしているのだ。(中略)

私たちは、季節のめぐりの外ではなく、元々、その中にいる。だから、疲れたら流れの中にすべてをあずけていいのだ……(本書より)。

いいね。こういうの。

あわせて買った本は、「しらふで生きる(町田康)」と「あした死ぬかもよ?(ひすいこたろう)」の2冊。ぼくは中身を読んで本を買うことはない。本は人と人の出会いと同じで、いつも直感でこの本を買おうと決めてレジにいく。

実はこの正月に入って、またウィスキーが1本増えた。ジョニーウォーカー・グリーンラベル15年だ。これをトワイスアップで飲んだ。旨い!

これで9本目のウィスキーになった。もちろん、年末年始の間はビール、焼酎、日本酒、ウィスキー、好きなだけたっぷり飲んだ(酔っ払うほどではないよ)。そんな酒好きのぼくが選んだ本が「しらふで生きる(町田康)」だと!?

そうだ思い出した。10年以上前に、大腸がんのポリープを切除したときに、1ヶ月ほど禁酒した経験がある。たしかに、すこぶる調子がよかったし、とにかく食べるものが旨い。スィーツもおいしかった。だから、このままお酒をやめちゃおうかな、と思ったくらいだった。

でも今はお酒をやめようと思っているわけではない。それに酒で身体を壊したわけでもないし、かと言ってやめる必要もない。これは著者の町田康も、冒頭でまったく同じことを書いている。それがなぜに!? これは読まないわけにはいかないだろう。

それともう一冊は「あした死ぬかもよ?(ひすいこたろう)」。つまりは「メメント・モリ」というラテン語「死を想え、死を忘れるな」という死生観についてだと思う。(このメメント・モリのことは以前にも書いた

この3冊の本に共通するキーワードは「生きる」だ。これらの本を読めと言ってるのは、新しい年の始めに何かを伝えたい、ということなんじゃないかなと思う。

さあ、今年は「日々是好日」という言葉を思い浮かべながら、毎日毎日を大切に過ごしていきたいと思う。

 

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