無事審査完了!
「FT-817 復活作戦!」と題して、今まで殆ど使っていなかったFT-817NDを、このまま眠らせておくのは、実にもったいないということで、これを復活させることにした。
まず最初にスタンドを3Dプリンターで作ってみた。そして古くて使えなくなった内蔵バッテリーを交換した。次に移動運用で使えるように免許を移動用に変更した。
今日は申請した状況を調べるために、電子申請・届け出システムを確認すると、審査中から審査終了に変わっていた。これでFT-817は移動用に使えることになった。
ということで、現在のぼくの免許は以下のようになる。
● 固定局免許:① FTDX10 :Max 100W
● 移動局免許:① KX2 ② VN-4002 ③ IC-705 ④ FT-817ND :Max 50W
念のため東海総合通信局に電話で「免許状の内容が変わらないなら、そのまま何もしないでいいですか?」と問い合わせると「何もしなくていいです」ということだった。
ところが固定用の免許状をよくみると、免許の有効期間が「令6.3.12まで」となっていた。あれま、もうすぐ切れちゃうぢゃないか。さっそく再免許申請をしときました。
残念ながら2月12日までに申請しなかったので、免許切れになるから、開局申請(同じコールサインで)することになった。当然ながら3月12日以降は新しく免許がおりるまで固定局は運用できましぇん。(´;︵;`)
っていうか、JARL会員なら期限を登録してあるので、案内が来るハズなのに来なかったけどな。いやそれより、免許の申請をした時に気が付かなかった自分が悪いけど。。。
FT-817で5W運用ができるようにモバイルバッテリーを購入した
次にせっかく出かけても送信出力が2.5W運用だと、コンディションで応答が全くない可能性もあるので、5W送信もできるように、モバイルバッテリーを使うことにした。
そこで「Anker 537」という24000mAh 65Wの大容量で重さ500gのものを購入した。そしてこの トリガーケーブルを使えばDC15Vを取り出すことができる。
しかもこのプラグは2.5mmと2.1mmの両用になっているから、IC-705とKX2の両方に使えるのがいい。(ただしFT-817には使えない)
さっそくIC-705に接続してみると約15Vと表示された。これで内蔵バッテリーだと5W出力、モバイルバッテリーだと10W出力で運用可能になる。
ただIC-705は重すぎるから、徒歩での移動運用は考えていない。もっぱらモービル車内での50W運用、もしくは車移動してその付近での10Wの運用になるだろう。
一方KX2は軽量なので徒歩移動向きだ。KX2は内蔵バッテリーで送信出力は5Wだが、このモバイルバッテリーなら12Wの出力が可能になり、とても頼もしい存在になった。
なぜかFT-817でモバイルバッテリーが使えない問題
続いてFT-817でモバイルバッテリーをどう接続するかだけど、頭に浮かんだのはこういう変換アダプター(480円)を使えば安くていいんじゃなか?と思ったんだね。
CQオームにFT-817用の「OHM-USB818/OC/PD」(3,740円)というケーブルがあるのは知ってるけど、このアダプターが使えるならこの方がいいでしょ? 名案でしょ?
そのたった480円で8種類も使える万能アダプターを使ってみた。おお〜!いいぢゃないか?これで!15Vが使えるぢゃないか。
……と思ったのも束の間、しばらくすると内蔵バッテリーに切り替わってしまった。接触不良か? やっぱ安物を使ったのがいけなかったのかなあ〜?
結局、いろいろ試してみたけどダメだったので、このCQオームのケーブルを購入することになった。ところがなぜか使えない。まったく反応しないのだ。なんでなの?
そこでテスターで電圧を測ってみた。するとほぼ15Vになっている。なのにFT-817では反応しない。わからん。なんでなの?
ほんじゃ、これならどうだ? いつも使っている安定化電源から、今まで使っていたケーブルでFT-817に接続してみた。するとちゃんと13.5Vになってるではないか。
う〜〜ん、ますます何が原因なのかわからんなぁ。テスターで測って問題なし、別のケーブルを使うと問題なし。でもCQオームのケーブルだとダメ????? 謎だ。
原因は充電ジャック内に、プラグのパーツが残ったままだと!?
そこでCQオームさんにメールで質問してみた。すると「まれにプラグの先の樹脂パーツが、充電ジャック内に残ってしまうケースがある」という。
もし、そうなった場合は八重洲無線での修理をお勧めしますということだった。
どういうことだ? そこでジャックの中を覗いてみると、一番奥の方はこんな感じだけどよくわからないな。あの黒い丸いのがそれってことかなあ?
でもって、2つのプラグを比べてみた。すると右側が問題なく使えたプラグで、左側が新しく買った使えないケーブルのプラグだ。たしかに先の部分が違うぞ。(@_@)
先ほど奥の方に見えていたのは、右側のプラブの先についていた樹脂パーツが、取れて残ったままなので問題が起こったのか? きっとそれが原因なんだろう。
よく見ると右のはYAESUって刻印があるぞ。純正でそんな品質なのか?と思ったが、 とりあえず八重洲無線のカスタマーサポートに、電話で相談することにした。
すると修理をする場合は、まずメールで修理依頼を送り、受付番号をもらう。そして修理依頼書をダウンロードし、記入したものを修理品に添付して送るという手順だという。
修理費用は機器診断費用なるものが7千なんぼ、そして修理代、パーツ代、送料等がかかって、1〜2万円くらいの費用らしい。しかも最低3週間はかかるという。
あの奥に残ったままのイマイマしい物体を取り除くだけで、そんなにかかるんかい? そんなら自分で何とかしてやろうではないか。(それでどツボにハマることもあるが)
そこで、そういう問題を解決している例がないかを調べてみた。するとやっぱりみんな苦労しているらしい。ははは、みんないろいろやってるぞ。がんばってるぞ。笑
それならと、その一つの方法である「瞬間接着剤を使う方法」でやってみることにしよう。プラグの先に瞬間接着剤を塗って、奥にあるパーツを引き抜こうという作戦だ。
こういうのは殆ど使わないのでやっぱり固まってた。が幸い予備が1つあった。よしこの「強力」とやらの頼りになる瞬間接着剤に、ぼくの願いのすべてを託そうではないか。
まさか、ここであの480円の変換プラグが役に立つとは思わなかったな。笑
プラブの先に接着剤を塗り、ジャックの中に押し込む。そして強く押し込んだまま30秒待つ。すぐに抜きたい気持ちを我慢し、このまま30分じっと待つのだ。
30分たった。よ〜し、ゆっくりゆっくり引き抜くと、見事にあの黒い樹脂パーツが取れたぞ! 作戦大成功!めんどうな修理に出さずにすんだぜ。よかったよかった!
問題が解決したので、実際の送信出力を測定してみた
さっそく、モバイルバッテリーをCQオームのケーブルで接続してみると、ちゃんと15.1Vと表示された。うまくいったので、CQオームさんに報告しときました。
この状態で実際の送信出力がどれだけあるかを測ってみることにした。
SWR & パワーメーターにダミーロードを付けて、送信出力を測ってみると、5W弱ということでほぼ狙い通りの数値になった。充分使えるよね。
これで休眠中だったFT-817NDが、移動運用の新メンバーと復帰することになった。めでたいことです! FT-817ユーザーの方、こんなのがあるよってのがあったら教えてね。
というわけで、これでぼくのアマチュア無線の運用は以下の内容になった。
① 【固定運用】FTDX10(100W): アンテナ Little Tarheel HP:モード CW,FT8
② 【車での移動運用】IC-705+HARDROCK-50(50W):アンテナ HF40CL:モード CW
③ 【徒歩での移動運用】KX2(10W),FT-817ND(5W):アンテナ AX1:モード CW
④ 【QRP移動運用】VN-4002(2W):アンテナ AX1:モード CW
まだまだ寒い日が続きそうだけど、来月には一気に絶好の移動運用シーズンに入るよね。楽しみだねえ〜♪