妄想が始まった…

あなたの趣味は?
と聞かれれば、即答で「アマチュア無線です!」と言うだろう。
この世界は本当に面白い。奥が広すぎて先がみえないくらいだ。

無線のいろんな機器を揃えたり、新しいソフトを使って未知の世界を切り開いたり、モールスの練習をして技術を磨いたり、情報を集めて世界中の無線局と交信したりとやることがホントにたくさんある。と言ってもそれが楽しいのだ。

なんというスケールの大きな趣味なんだろう。キングオブホビー、一生の趣味としてずっと楽しんでいけるものなんだよ。

な〜んて誇らしげに言ってはみるものの、肝心な伝搬状況は冴えない。
いや、半端なくまったく冴えない。つまり、な〜んにも聞こえてこないのだ。聞こえてこなければ、手も足もでない。とにかくお手上げ状態というわけだ。交信する相手がいないんだからね。

このところのSolar terrestrial data、つまり太陽のデータを見ると、SN = 0 だよ。太陽の黒点数がゼロ。ゼロより低い数はないのだ。原理は簡単で、この黒点数が多くなると太陽の活動が活発になる。活動が活発になると大気圏に電離層ができ、それが鏡になって電波が反射して遠くに飛んでいくというわけだ。

HF Conditionsはつまり、短波帯のコンディションね。ぼくの主に使っているバンド30m(10MHz)から15m(21MHz)は日中も夜も「Poor」だよ。プワー。当然だよね。黒点数がゼロだからね。このPoorという赤い文字をみるとテンションがすっかり下がってしまう。こりゃあかんわ〜。

ということはだ、いくらぼくが思いっきり頑張ったとしても、電波は飛ばないし飛んでこないっていうこと。それがもうず〜〜〜〜〜っと続いている、この何ヶ月も、いやこれからもずっとかもしれない。もうお手上げだ。あ、もちろん日本国内はできるよ。でもぼくは世界が相手、しかも遠くの国を相手にしているからだけどね。(エラそうですんません)

というわけで、始めててよかった「帆船模型作り」。笑
ま、いろいろ難関はあるけど、それなりにやりがいはあるし、楽しいのだよ♪ 少し前に書いたちょっとした壁も乗り越えて、今は仕上げの外張りにはいっている。ただし、ガンバラナイと決めたので、少しずつしかやってはいけないと自分に言い聞かせている。

それに、最近始めた(再開した)ウクレレの練習も楽しくなってきたし。

中学生時代から続けているギターも最近再開させている。この何年かはまったくやる気がなくて、あれほど好きだったギターもケースを開けることさえなかったくらいだった。でも、やっぱり始めてみると楽しいし、新しい曲にもチャレンジしようという気になっている。

そうそう、この春から始めた「塗り絵」も東海道五十三次シリーズに変えた。といっても、こちらは元絵のコピーをするのではなくて、自分なりにイメージして好きな色で塗ろうということで楽しんでいる。

例えばこんなふうにね。春の箱根で桜が満開になった時をイメージしてみたんだ。ちなみに、元絵はこいつ。こちらは本物なので、ものすごいスケール感があるし、箱根峠の厳しさと威圧感を感じるけど、ぼくは全然違うものを描いてみたかったのだ。

でもって、カメラももちろん好きなので、いろんな写真撮影を勉強しながら楽しんでいる。

結果的にアマチュア無線ができなくなったことで、むしろ他のことに時間を使えるようになったのは、まったく予想していなかったけど、ま、これもよいことかもしれないなと思っている。

妄想
そうなると、あるスイッチが入る。それは「妄想」発動のスイッチだ。妄想は変なことではない。むしろ大切なことなんだよ。見えない大切なことが見えた結果だからね。

この無線室なんだけど、なんとも味気ない部屋だなと思うようになった。アマチュア無線というと、何をやっているかわからないし、他の人から理解されにくいような、硬いというか、難しそうというか、第一楽しそうだという部屋には見えない。ようするに冷たい「機械室」でしかない。色気も遊び心もない部屋だよね。

よし、思い切ってこの部屋を「楽しい部屋」に改造しよう。そう思ったのだ。

帆船模型を作ったり、ギターやウクレレを弾いたり、Jazzを聞いたり、ゆったりと本を読んだり、そういうことをするにふさわしい部屋にしようと……。

レイアウトを思いっきり変えて、DIYでウッディーな感じにする。もちろん照明も蛍光灯から電灯色の暖かい色に変えよう。

廊下からドアを開けて、この部屋に一歩中に入ると、まるで異次元空間に入ったような、思わず「わ〜〜〜〜!」っと声が出てしまうような、遊び心のある部屋に変えるのだ。

ぼくは妄想好きなので、考え始めるとどんどんイメージが広がっていってしまう。止まらないのだ。ま、自分が思ったようにやってみようかなと思う。

ただし、作るといっても、元の壁や床、そして天井には穴を開けたりはしないし、一切接着剤や釘は使わない。もし気分が変わってたとしても、簡単に元に戻すことができるようにすること。これが基本だ。(カミさんが許さんだろ?)

とりあえず浮かんできたアイディアはこんな感じだ。
① まずは東向きのデスクを北側のベランダ側に変えて開放的にする。
② 窓に1×4で柱を2本立て、そこにベニヤ板を張る(2×4を縦に使えないのはカーテンレールが邪魔だから)。北向きなので、冬はとても寒くなるがこの壁が断熱になりそうだ。そしてベニヤ板の上に木目か石目の壁デコシートを貼る。(第一候補は石目)
③ その壁から少し離して、さらに1×4の柱を2本立て、横板を張り棚も作る。塗装はブライワックスかオイルステインを使う。

イメージはこんな感じだろうか。

さらに、反対側の壁にも柱を立て、横板を張り、ギターやウクレレを掛けることができるようにする。東向きの窓もウッディにして、棚を作り、出来上がった帆船模型を飾る(帆船の次はコレを作るつもり)。

妄想はどんどん膨らんでいくが、一気にいろいろやらないで、とりあえずこの無線機関係の周りから始めようと思うが、お盆休みに始められたらいいなあ〜。妄想は楽しいのでまだ続くぞ〜♪

さあ、ウクレレの練習を再開するぞ

新しいウクレレを買った。で、今まで使っていたウクレレがこれ( ↓ )。

3年前に、なんと1,851円で買ったものだよ。もちろん音はよくないけど、ちゃんと弾けたし、この綺麗なブルーの色が気に入っていたんだよね。(シールは自分で貼ったけど)

ハーブ・オオタJrの ” SAND CASTLES “
これを仕事場に置いていて、時々気分転換に弾いていたんだよ。ギターも置いてあるけど、ウクレレでこの曲をマスターしたかったんだ。

いい曲だよね〜♪
この人が弾くとやさしそうにみえるけど、実はかなり難しかったな。タブ譜を手に入れてから、毎日練習して、なんとか半分くらい弾けるようになったんだ。

ところが……
ある日のこと。仕事でパソコンに向かっていたら、
突然「ベキッ!」という乾いた音がした。一体なにが起こったんだ!? 見に行くとこのウクレレの弦の根本にあたるブリッジがボディから根こそぎ剥がれてしまっていたんだ。

残念。。。(;_;)
それ以来ずっとウクレレから遠ざかっていたんだよね。
ところが、あるきっかけで、ふと、またウクレレを弾きたいなと思ったんだ。欲しいと思ったときには、その気持ちを大切にしたいので、迷わず買うことにした。

それがこのウクレレ

KALAKA-KSLNGという型番だ。アマゾンでの値段が31,104円(定価38,880円)。カリフォルニアの楽器メーカーのものだよ。どういう経緯でこれを買ったのかは、後で書くことにするね。

それにしても惚れ惚れするくらい美しい! カッコいい! しかも音がいい!

材質はハワイアン コアを使っている。木目がとても綺麗だし、何より光沢があるのが気に入っている。さらにボディーやネックの周囲には、少し茶色がかったメイプルのバインディングが施されている。さらにサイドにもポジションマークも付いている。なんかウクレレというよりギターに見えるよね。

楽器は見た目が大事だと思う。
ウクレレというと殆どがツヤ消しの塗装がされているんだけど、あえてこのキラキラした艶やかな光沢があるKALAを選んだ。一目惚れだ、とても気にっている。

そしてヘッドの部分には「KALA BRAND」と金の文字。さらにペグはギア式でゴールドパーツを使っている。

このペグはギターのペグでも有名なメーカー グローバル製で、しかも豪華なゴールドが付いている。カッコいいぞ! ついでに言うと、ナットとサドルの部分はNUBONE製、そしてMADE IN INDONESIAとある。中国製じゃなくインドネシア製なんだね。

さっそく弾いてみたけど、期待通りの乾いたカラッとしたというか、キラキラした明るい音がする。おおー、いい音だ。気に入った。(まったく素人の嫁もいい音だと感じたくらい、いい)

それに弦高の調整もきちんとされていて、とても弾きやすい。いいウクレレが買えてよかったなあ。

じゃあ、なぜこのKA-KSLNGを購入することにしたのか、その経緯を簡単に書くね。

① まずは、ウクレレの大きさをどうするかだ。
ウクレレってソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4種類あるんだよ。一般的な小さいのはソプラノというタイプ。少し大きくなるとコンサートタイプになる。これは一回り大きい、音も大きい。

それでぼくはボディはソプラノでネックは少し長いコンサートタイプのものを合体したソプラノ・ロングネックタイプというのに決めた。こんなのがあるって知らなかったけど、これは弾きやすくていいな。

② 次に木の材質をどうするかだ。
ウクレレの材質には代表的なマホガニーとハワイアン コアいうものがある。マホガニーは柔らかで優しい音がする。一方、ハワイアン コアはどちらかというと、乾いたカラッとした印象の音がする。ぼくは迷わずコアに決めた。

ギターも昔特注で作ったときには、乾いた硬い音のを作ってもらったんだ。当時はブルーグラスのバンドをやっていたので、そういう硬い音が好きだったんだよね。

ただし、このハワイアン コアという木は、自然保全のため出荷規制があり、貴重な材料になっている。当然値段も高騰していて、同じメーカーの同じタイプでマホガニーのもの(14,800円)に比べ倍以上の値段(31,104円)になる。でも高級タイプではないので購入可能な値段だった。

③ 次は見た目をどうするかだ。
つまりデザインや色、塗装などをどうするかだ。これはぼくの中では優先度が高い。たくさんあるメーカーのウクレレをネットで探しまくった。でもこれが、探せば探すほどかえって迷ってしまうんだよね。

で、最終的にぼくの背中を押してくれたのがこの動画。

あなたが求めているものは「これでしょ?」と教えてくれたんだよね。

この紹介されているウクレレは、材質がコアではなくてマホガニーなんだけど、音色以外はまさに僕が欲しいものだった。BJさん、わかりやすいです。ありがとうございます!

で、このKALAのマホガニータイプではなく、ハワイアンコアのタイプの情報をYouTubeで探したんだけど、殆どない。実はこのKALAでも最近発売を始めたらしいのだ。動画でどういう音がするかは少ししか確認できなかったんだけど、もう決めた!

早く欲し〜〜い!
決まるととにかく早く欲しくなるのが人の気持ちだ。
さっそく、近くのイオンにある島村楽器で現物をみようと出かけた。残念ながらぼくの欲しいものはなかったけど、KALAの違うウクレレが1つだけあった。お〜〜〜!綺麗だ。美人だ! この店で取り寄せる方法もあったけど、アマゾンには在庫がある(この時は2本の在庫)のをぼくは知っている。

さっそく、家に帰ってネットで購入先を探した。僕の欲しいKA-KSLNGはアマゾン以外はどの店も取り寄せになっていた。しかもアマゾンもあと1本だけになっていた。お急ぎ便で翌日届くので、さっそくポチっ!

というわけで、今日届いたよ。ほんとにびっくりするほど早いよね(@_@)。

さあ、あのSand Castlesの練習を再開しよう。
さっそく以前にブックマークしてあったタブ譜を印刷しなおしたんだけど、先ほどもう一度探し直したら新しいタブ譜を発見した! 作ってくれた人、ありがとーねー!

数回練習しなおしてみたら、少しよみがえってきたぞ。これは楽しい♪ 帆船模型作りがちょっと辛いところにさしかかっているので、よいタイミングかもね。さあ、もっとレパートリーを増やすぞ!

じつに地味だなぁー。

サプライ号もいよいよ2回目の板張りにはいった。
1mm × 4mmのウォールナットを1回目の板の上に張っていく。1回目は隠れてしまうので、多少のことは何とかなるけど、2回目はそうはいかない。まずは、接着するときの画鋲の穴が見えないようにする方法はどうしようか。いろんな方法を試して最終的にはこうやってクリヤーした。おし!

このまま下に向かって進もうと思ったけど、ちょっと待てよ。いいのか?これで……。船首や船尾は板の端面の始末をどうやって綺麗に張ったらよいだろう?(説明書にはそのことは一切書かれていないし)

しばらく考えた。

船首の部分は溝を掘って隠れるようにしよう。船尾も同じように綺麗に納めるように削っていこう。

じつに根気のいる地味な作業が続く。面白くないけど、やらないとなあ、と思いながら掘る、削る、ペーパーで磨く、という作業を繰り返す。

船尾の部分も少しずつ削ってペーパー掛けをして板を合わせて、また削るという作業が続く。ちっとも面白くない。けど、やらないとなあ。さらに1回目の板の凹凸も磨く作業もしないといけないなあ。

あー、楽しくないなあ。でもこれをやらないと綺麗に仕上がらないなあ。つい、そんなことを思いながら作業をしてしまう。

帆船模型作りというのは、人生と同じだ。楽しいコトもあるけど、面倒で地味で、地道な仕事もある。それを避けては通れないんだよ。こんなことも時にはあるけど、いつかは良いことがあるんだぞ、そう信じて続ければ、きっと報われるんだよ。と自分に言い聞かせている。(ちょっと大げさかな?)

ま、気が向かなければ無理しないで少しずつやろうよ。亀ペースで……。

iPad Proがやってきた

iPad Pro 10.5を買った。でかい。

ぼくは今までiPhoneとMacBook ProがあればiPadはいらない、ずっとそう思っていた。でも去年新しいiPad Proができたときから、時々いろんな情報をみるにつけ、ひょっとしたら、これはiPhoneでもないし、MacBook Proでもない。まったく別の存在になるような気がしていた。というか、ぼくの中で新しい何かが生まれるような気がしたので買った。

同時に購入したのが、スマートキーボードとアップルペンシル。スペック的なことがいろいろ解説されているけど、速いとか、滑らかとか、画質がいいとか、バッテリーが長持ちするとか、そういうことには余り興味がない。

結局どんなことができるかだよね。さあ、どんなことができるんだろう。ちょっとだけ試してみた。

まずは、dマガジン
これはいろんな雑誌が読み放題なサービス(月額432円)でなんと180誌以上もあるんだよ。週刊誌はもちろんだけど、例えばぼくが興味あるサライとかdancyuとかpenとか内容がとても濃い本がたくさんある。しかもバックナンバーもあるよ。すごいよね。しかも、画面がデカイので縦にすると実際の大きさに近いのがいいな。

それに凄いなと思うのが「記事から選ぶ」というのがあるよ。「お出かけ・旅行」というのであれば、複数の雑誌を串刺しにして、それぞれの雑誌のそのテーマの部分を集めてくれる。これは断然いいと思う。

とりあえず、31日間無料のサービスになるけど、たぶんずっと続けると思うな。

今まで本屋さんに行っても雑誌のコーナーはあまり行かなかった。でもこれからはこのdマガジンでいろんな情報を得ることができそうで、きっと世界が広がるだろうな。これに刺激を受けて新しいことを始めるきっかけになるかもしれない。とにかくiPad Proは本当にサクサクと動くので全くストレスを感じない。まずはこのアプリはイチオシ。

あ、もちろん「Fujisanタダ読み」もおさえておかないとね。

それから、iPad Proは画面分割ができ、二つのアプリを同時に1画面で動かすことができる。これは画期的だ。例えば左半分をSafariでインターネットを見ながら、右半分でNoboというアプリを動かすことができる。

コーヒー焙煎キットのページを見ながら、コーヒーはどちらかというと秋冬の商品なんだけど、夏と言えばやっぱりアイスコーヒーだよね。とかアップルペンシルでテキトーにメモする。

で、画面を指でポチッと押すと……。

こんな風になる。
このNoboというアプリは手書きで描いたものをワンタッチで清書してくれるのだ。さらにこれをHTML形式やPDF形式、Word形式にエクスポートしてくれるのでいろいろ使いやすくなるってわけだ。これが無料のアプリというからホントびっくりだよね。YouTubeでこんな使い方ができるんだよと見せてくれるよ。いいよね。

まだ、これらは使い方の序の口なんだろうと思うけど、やっぱりこれはiPhoneではできない世界だし、MacBook Proにもない世界なんだろうと思った。iPad Proはとても軽いし起動も速いので、これからは、Macにしかないプログラムを使う以外はiPad Proを使うことになるだろうなと思った。

今まで何となく睡っていた、ぼくの脳みそがビャビャビャ〜ン(もう中か?)と活性化してきたような気がする。いいなこれ。

なんとかここまで来たよ

帆船模型作りを始めて1ヶ月がたった。
いろいろ試行錯誤しながら、なんとか1回目の板張りまで終えることができた。こうやって帆船の形になってくると、ちょっとした満足感を感じる。

これから外側にウォールナットの板を張っていくのだけど、この下地が綺麗に張れていないと、肝心な上張りがきれいに張れない。

ま、多少の凸凹ができても、ヤスリ掛けや木工パテで埋めれば「なんとかなるだろう〜」小沢昭一的ココロ〜♪ のノー天気な宮坂お父さんみたいで、お気楽にどんどん先に進んできた。

たしかに、なんとかなったのだ。…が、板と板の間の凸凹を埋めるためのヤスリ掛けやペーパー掛け、パテ埋め後のヤスリ掛け、これらの仕上げ作業はヘトヘトになるくらい大変だった。トータル3時間以上も費やしてしまったのだ。こんなことなら、もっとじっくり丁寧に作ればよかったのに……。(と今さら嘆いても遅いが)

このヤスリ掛けペーパー掛け、彫刻刀斜め刃でこそぐ作業(これはかなり有効だった。刃を押し出すのではなく、刃の裏側を使って手前に引っぱってやることで表面が綺麗になる)は、とにかく凸凹をツルツルの表面に仕上げるという目的しかないので、必死に延々と磨き続けた。この作業のおかげで、無心になることができたと言えばそうかもしれない。こんな境地になれたのも久しぶりだった。

とはいえ、とてもじゃないが、ここまでの作業は楽しいという気分というものとはほど遠かった。いい物を作らなくては、みたいな気持ちの方が強かったように思う。こういうのでいいのかなと思いながらも進んできた。別にどこかに出展するわけではないのだから。

それにちょっと頑張りすぎた。ゆっくりじっくり楽しみながら1年かけて作ろう。そう思っていたのに、1枚張ると2枚目が張りたくなる。2枚張ると3枚目4枚目と急いで仕上げようという気持ちになってしまった。楽しいからではない。早くこの工程を終えたくなるのだ。う〜ん。いかんなこれは。明日からは原点に戻ってじっくり亀ペースで作ることにしよう!

とはいえ、ここまでよくやった。自分を褒めてやろう。

さあ次だ。
2回目のウォールナット板(1mm×4mm:薄くて細い)を張る作業は、1回目のシナノキ(1.5mm×5mm)と基本的には同じ。ただ、今度は下地ではないので、より慎重に作業をして行くことだけを心がければよいと思う。

問題はその先の工程だ。今日は作業するのを一切やめて、じっくり先のことを頭の中で組立てる時間にしようと思った。

このキットには親切丁寧と言える工程図面などは付属していない。↑ たったこれだけの図面のみだ。

でも「なんと不親切なキットだ」と怒ってはいけないのだ。むしろ「この図面から創造力を発揮して、自分で手順を頭の中に描いて、自分の方法で作り上げるていくことに意義があるのだよ。りゅうじ君」と自分を納得させ、ひたすら考える。

だから、今やっている作業だけではなく、2歩3歩先の工程を理解しながら進まないと、先になってとんでもないことになる可能性を秘めている。実際に今日はある問題点を先に見つけて修正作業をして事なきを得た。(やれやれ)

そして添付されている懇切丁寧(??)な説明書の次の次の工程「舷牆内側:板張り」の部分を読んだ。

原文は
「Using a pair of flat nose pliers,very careflly twist and pull off all the bulwark tabs above deck level」

翻訳版では
「平端ペンチ1本を使って、デッキ位置より上のブルワーク(舷牆)タブ全てを慎重にねじり、抜き取ってください」
と書いてある。

何て言ってるのか分かる? 少なくとも、ぼくには全く理解できない。

調べてみると、舷牆(げんしょうと読むらしい)は防波壁でデッキの横の壁の部分だ。ここにある出っ張りの部分がタブ。

これをペンチでねじって抜き取れだとー!? (@_@)

まったく理解不能。どうしろというのだ。

この部分は下からつながっているし、切れ目はない。ここにしっかりと木工ボンドで板を接着させたのに、これをねじって取れと????

見てよ。全部でこれが21カ所もあるんだよ。

どう考えたって、この部分がペンチで引っこ抜けるわけがないでしょ。虫歯をペンチで引っこ抜くというのとは分けが違うんだよ。

いや、もちろん、残っている部材で実際にやってみたよ。でもペンチの根本で綺麗に抜けない。もっと下の方からざっくりともぎ取る感じなので、とてもじゃないがそんな事やる気がしない。

もー、こりゃ、笑うしかないな。
帆船模型作りとは、かくも楽しいものなんだとわかってきたぞ。(なんか変は気分だ)

怒るな。笑うな。興奮するな。冷静になれ……。

これは絶対ぼくを試しているに決まっているのだ。大きく深呼吸をして、冷静に冷静に……。とにかく、気持ちを立て直すことにした。

じゃ、どうしようか。しばらくの間、テレサテンを聴きながら考えた。テレサテン、いいなあ〜♪

そうして一つの方法にいきついた。
よし、こいつを使ってみることにしよう。

ミニルーターに取り付けて使用する「切断ホイール」をモノタロウで見つけた。
こいつで根本(の少し上)から切断してみよう。切断できればあとはなんとかなる。ミニルーターは持っているので、切断ホイールセット4本組送料込み(1,284円)を購入した。

結果はどうなるかわからない。でもペンチで引っこ抜くよりはマシだよね。笑

まだ入口の工程でこんなんだから、これから先どんな楽しいことが待っているのか。なんだかワクワクしてきた。もう多少の困難なんかじゃへこたれないぞ。そんな気分になってきたぞ。楽しいぞ。

というわけで、これからは相当なペースダウンをして、のんびりゆっくり、楽しみながら、確実に前に進んで行こうと思う。

 

乾杯しよう!

帆船模型作り、最初はあれこれ考えることばかりで腕が動かなかった。ま、とにかく自分が思ったようにやればいいじゃないかと思うようになってから、一旦動きだすとなんとかなるもんだとわかった。

ようするに、木で作るんだから、失敗したら元に戻ってやり直せばいいんだよ、と思えるようになったのが良かったのかもしれない。実際、作りこんでいくと、最初の頃にやった方法の間違いというか、こういう風にすればいいのに、ということが見えて来たのだ。どうやって直してやろうか、そのリカバリー方法を考えるのも、楽しくさえ感じる。

この5mm幅のシナノキは下張りなので、この上に幅4mmのウォールナットの板を張るための予行演習にもなる。とはいえ、下地がきちんとできていないといけないのは確かだよね。

こうやって形が見えてくると、ワクワク感も増してくる。とりあえず下張りを最後まで張り終えたら、乾杯することにしよう。

とかいいながら、おじさんはやたら記念日を作り、乾杯しようとするのだよ。高田渡の「酒心」みたいにね。(笑)

そうそう、今日は父の日だ。

少し早いんだけどと長男にもらった日本酒「醸し人九平次 彼の地」がある。飲みたいのをずっと我慢してやっと栓を開けられるこの日を迎えた。

「乾杯〜!」
「くーーーー。うめえ〜〜!」

嬉しいね〜。しあわせだね〜。ありがとね〜。